秋聲旅日記 作品情報

しゅうせいたびにっき

レトロモダンの時代に生きた、男と女の杞憂な関係

故郷、金沢に戻った徳田秋聲は、甥の辰之助と共に、馴染みのお絹とおひろが営む旅館へと向かう。そこは、お絹らの母親が始めた旅館だった。変わり行く街並みに取り残されたかのような、古くて趣のあるたたずまい。しかし、ここを発展させるつもりも、そして閉めるつもりもお絹にはないらしい。取り立てて宿泊客で混んでいるワケではないのに、秋聲のためにかいがいしく働くお絹に、だんだんと心惹かれていくが…。

「秋聲旅日記」の解説

『EUREKA《ユリイカ》』『月の砂漠』の青山真治監督が、大正末期から昭和初期にかけての“レトロモダン”を叙情的に描き出した。小説家・徳田秋聲の原作4編をモチーフに、当時の言葉遣いをそのままセリフに起用した点にも注目だ。秋聲が東京から金沢へ帰省し、馴染みの女がいる宿で過ごす20日間…。

ロケは金沢で行われ、古い街並みなどをセットで再現させることなく、すべて現代のたたずまいのままで撮影した。時間軸を忘れてしまいそうな、不思議な感覚に包まれるはず。そして、登場人物たちの話す言葉は実に古風で奥ゆかしい表現ばかり。直接的ではない柔らかな言葉遊びは、過去と現代を巧みに融合させ、心地よい“漂い感”を生み出している。

公開日・キャスト、その他基本情報

公開日 2003年10月4日
キャスト 監督・脚本青山真治
出演嶋田久作 とよた真帆
配給 ユーロスペース
制作国 日本(2003)
上映時間 43分

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最終更新日:2016-02-12 15:42:58

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