今週の動員ランキングは、前週1位で初登場した井上雄彦原作・脚本・監督によるアニメーション『THE FIRST SLAM DUNK』(東映)が、土日2日間で動員54万4000人、興収8億2500万円をあげ、1位をキープ。累計成績は動員202万人、興収30億円を突破した。2月10日からは新宿バルト9をはじめ、全国8スクリーンのDolby Cinemaでも上映が開始されている。 2位も、前週と同じく『すずめの戸締まり』(東宝)が続き、土日2日間で動員43万2000人、興収5億7500万円を記録。累計成績は動員636万人、興収85億円を超えている。
新作では、3位に瀬々敬久監督、二宮和也主演でシベリアの強制収容所(ラーゲリ)に抑留された日本人捕虜・山本幡男の11年に及ぶ愛の実話を描いた『ラーゲリより愛を込めて』(東宝)が、土日2日間で動員17万8000人、興収2億4300万円をあげ初登場。公開3日間の成績は、動員27万3000人、興収3億7400万円となっている。第二次世界大戦後、シベリアの強制収容所に不当に抑留された約60万人の日本人の中で、生きることへの希望を捨てなかった山本が、仲間たちを励まし続け、家族のもとへ帰る日を願い続ける姿が描かれる。山本との再会を待ちわびる妻・モジミを北川景子、ラーゲリで捕虜として共に過ごす仲間たちに松坂桃李、中島健人、桐谷健太、安田顕が扮している。
9位には、原ゆたかによる人気児童書シリーズ35周年を記念した劇場版アニメ最新作『映画 かいけつゾロリ ラララ♪スターたんじょう』(東京テアトル)がランクイン。監督は緒方隆秀、声の出演は山寺宏一、愛河里花子、くまいもとこ、梶裕貴。また、特別出演として、歌手を夢見る少女・ヒポポ役を生田絵梨花が演じ、ゾロリ役の山寺宏一とデュエットを披露している他、霜降り明星(粗品、せいや)も妖怪役で参加している。
そして10位には、「ミッドサマー」などを手掛けるA24と「エクス・マキナ」のアレックス・ガーランド監督がタッグを組んだサスペンス・スリラー『MEN 同じ顔の男たち』(ハピネットファントム・スタジオ)がランクイン。夫の死を目の前で目撃してしまった女性・ハーパーをジェシー・バックリー、同じ顔をした不気味な男たちをロリー・キニアが演じている。