今週の動員ランキングは、『ファンタスティック・ビーストとダンブルドアの秘密』(ワーナー)が、土日2日間で動員50万4000人、興収7億8600万円をあげ、他の追随を許さない圧倒的な強さで初登場1位を飾った。初日から4日間の累計では動員68万人、興収10億円を超える大ヒットスタートとなっている。いわずと知れたメガヒットファンタジー「ハリー・ポッター」シリーズの前日譚を描くシリーズ第3弾。魔法動物学者ニュート・スキャマンダーをエディ・レッドメイン、若き日のダンブルドアをジュード・ロウが演じるほか、ダン・フォグラー、カラム・ターナー、ジェシカ・ウィリアムズらが出演。引き続き原作者J・K・ローリング自らが脚本を手がけ、「ハリー・ポッターと不死鳥の騎士団」以降の全シリーズ作品を手がけるデビッド・イェーツが監督を務めている。
公開から3週連続で首位を守ってきた『SING/シング:ネクストステージ』(東宝東和)は、土日2日間で動員10万9000人、興収1億4600万円をあげるもワンランクダウンの2位に。しかしながら累計では早くも動員204万人、興収25億円を突破している。『ドラえもん のび太の宇宙小戦争 2021』(東宝)は3位をキープ。累計では動員200万人、興収23億円を突破した。
新作では『チェリまほ THE MOVIE -30歳まで童貞だと魔法使いになれるらしい-』(アスミック・エース)が6位にランクイン。200万部突破の豊田悠による人気コミックを赤楚衛二主演でドラマ化。200以上の国や地域で視聴され、ドラマ界の数々の賞を総なめにするなど人気を博したTVドラマの劇場版。共演は町田啓太、浅香航大、ゆうたろう他。監督は「チア男子!!」の風間太樹が務めている。
7位にも新作『とんび』(KADOKAWA/イオンエンターテイメント)が初登場。人気作家・重松清によるベストセラー小説を「護られなかった者たちへ」「明日の食卓」の瀬々敬久監督のメガホンで実写映画化。破天荒ながら愛すべき父・ヤスを阿部寛が、その息子・アキラを北村匠海が演じる。共演は薬師丸ひろ子、杏、安田顕ほか。
既存作品では、息の長い興行となっている5位の『余命10年』(ワーナー)が、累計動員204万人、興収25億円を突破。今週惜しくも圏外となってしまった『劇場版 呪術廻戦 0』(東宝)は、累計で動員956万人、興収134億円を突破し、「アナと雪の女王2」を抜いて歴代興収ランキング18位となっている。