今週の動員ランキングは、『ヴェノム:レット・ゼア・ビー・カーネイジ』(ソニー)が土日2日間で動員30万2000人、興収4億5600万円をあげ初登場1位を獲得した。初日から3日間の累計では動員41万人、興収6億円を突破し、2018年に公開され最終興収21.9億円をあげた前作「ヴェノム」を超えるヒットスタートとなっている。マーベルコミックではスパイダーマンの宿敵として描かれているダークヒーロー“ヴェノム”を実写映画化。前作に引き続き主人公ヴェノム/エディをトム・ハーディが、その恋人をミシェル・ウィリアムズが演じるほか、本作で誕生する凶悪ヴィラン・カーネイジ/クレタスをウディ・ハレルソンが演じる。監督は「ロード・オブ・ザ・リング」3部作においてモーション・キャプチャーで演じたゴラムが大きな話題となるなど、俳優としても活躍するアンディ・サーキスが務めている。
先週首位でスタートを切った『ARASHI Anniversary Tour 5×20 FILM “Record of Memories”』(松竹)は土日2日間で動員10万人、興収3億円をあげ2位にランクイン。累計では早くも興収25億円を突破している。
先週2位でスタートした『ミラベルと魔法だらけの家』(ディズニー)は土日2日間で動員9万7000人、興収1億2500万円をあげ3位。以下先週3位の『映画 すみっコぐらし 青い月夜のまほうのコ』(アスミック・エース)が4位、先週4位の『そして、バトンは渡された』(ワーナー)が5位と先週の1位から4位がそれぞれワンランクダウンでスライドする形となった。
先週同様6位をキープした『劇場版 きのう何食べた?』(東宝)は、累計で興収12億円を突破。先週5位でスタートした『ディア・エヴァン・ハンセン』(東宝東和)は8位となっている。
新作では『ARIA The BENEDIZIONE』(松竹ODS事業室)が10位に初登場。単行本累計465万部、関連書籍累計82万部が発行された未来形ヒーリングコミックを原作としたTVアニメの劇場版第2弾。原作者・天野こずえ描き下ろし原作をもとに、総監督・脚本:佐藤順一、監督:名取孝浩が続投。声の出演も、斎藤千和、皆川純子、中原麻衣らメインキャストが再集結している。
750万DLを突破するイケメン役者育成ゲーム「A3!」が原作の人気舞台劇を実写映画化した2部作の第1弾『MANKAI MOVIE 「A3!」 -SPRING & SUMMER-』(ギャガ)は惜しくも圏外のスタートとなっている。