今週の動員ランキングは、『花束みたいな恋をした』(東京テアトル/リトル・モア)が、土日2日間で動員11万4000人、興収1億5600万円をあげ6週連続の首位を獲得した。拡大公開の新作もスタートする中、前週比は動員、興収ともに-11.2%と腰の強い興行を続けている。累計では動員196万人、興収26億円を突破した。
『劇場版「鬼滅の刃」無限列車編』(東宝/アニプレックス)は、土日2日間で動員9万7000人、興収1億6300万円をあげ今週も2位をキープ。公開から21週目を迎えてもなお、興収では前週比+4.5%、1位の『花束~』を上回るという怪物ぶりを見せている。累計では動員2787万人、興収384億円を突破しており、400億円突破まであと16億円足らずということろだが、8日(月)には『シン・エヴァンゲリオン劇場版:||』(東宝/東映/カラー)も公開され、今後の行方が注目される。
『太陽は動かない』(ワーナー)は、土日2日間で動員7万9000人、興収1億900万円をあげ3位に初登場。「怒り」「悪人」など映画化作品も多い人気小説家・吉田修一によるスパイサスペンス小説〈AN通信エージェント・鷹野一彦シリーズ〉の「太陽は動かない」「森は知っている」を、「海猿」「暗殺教室」など数多くのエンターテイメント大作を手掛けてきた羽住英一郎のメガホンで実写映画化。心臓に小型爆弾を埋め込まれた秘密組織のエージェント・鷹野一彦を「22年目の告白-私が殺人犯です-」「カイジ ファイナルゲーム」の藤原竜也が体当たりのアクションで演じる。共演は「センセイ君主」の竹内涼真、ハン・ヒョジュ、ピョン・ヨハンほか。
長編アニメーション『ラーヤと龍の王国』(ディズニー)は6位でスタートを切った。昨年8月に公開された「2分の1の魔法」以来約半年ぶりとなるディズニーの新作で、劇場公開と同時にDisney+でも配信されている。声の出演はケリー・マリー・トラン、ダニエル・デイ・キム、オークワフィナほか。日本語吹替版は吉川愛、森川智之、高乃麗らが務めている。監督はドン・ホール、カルロス・ロペス・エストラーダ。
ほか新作では、人気TVアニメの劇場版「ARIA The CREPUSCOLO」(松竹ODS事業室)が10位にランクイン。原作者・天野こずえの描き下ろしコミックを、TV版監督・佐藤順一による総監督・脚本、名取孝浩の監督で映画化。声の出演は広橋涼、佐藤利奈、茅野愛衣ほか。