今週の映画動員ランキングは、『ファンタスティック・ビーストと黒い魔法使いの誕生』(ワーナー)が、土日2日間で動員35万1000人、興収5億1700万円をあげ、3週連続の首位獲得を達成した。累計では動員270万人、興収39億円を突破しており、冬休み・お正月シーズン本番を迎え、今後次々と封切られるファミリーピクチャーをどう迎え撃つのか注目される。
その「ファンタビ」にピタリとつける『ボヘミアン・ラプソディ』(FOX)は、土日2日間で動員34万8000人、興収5億700万円をあげ、2位をキープ。累計では動員320万人を突破し、興収44億円超えまであとわずかに迫っている。先週末は映画の日だったこともあり、動員こそ及ばなかったものの、興収対比では102%と5週目を迎えてもなお右肩あがりという異例の興行を続けている。この大ヒットが、各地で盛り上がっている応援上映の様子とともに多くのメディアで取り上げられる中、12月6日には米ゴールデン・グローブ賞・作品賞、主演男優賞のノミネートが発表されるなど話題は尽きず、さらなるヒットの後押しとなりそうだ。
澤村伊智による第22回日本ホラー小説大賞受賞作「ぼぎわんが、来る」を実写映画化したホラー・エンターテイメント『来る』(東宝)は、土日2日間で動員10万1000人、興収1億3700万円をあげ、3位でスタートを切った。初日から3日間の累計では、動員13万5000人、興収1億8000万円となっている。「告白」「渇き」などで知られる鬼才・中島哲也監督のもとに、「散り椿」「関ヶ原」等大作の主演が続く岡田准一をはじめ、黒木華、小松菜奈、松たか子、妻夫木聡ら日本を代表する豪華キャストが集結している。
先週3位スタートを切った『くるみ割り人形と秘密の王国』(ディズニー)は、土日2日間で動員7万7000人、興収1億300万円をあげ、4位にランクイン。同じく4位でスタートした『機動戦士ガンダムNT』(松竹)は5位となっている。
他既存作品では、6位の『スマホを落としただけなのに』(東宝)が累計興収17億円、7位の『人魚の眠る家』(松竹)が8億円、8位の『ういらぶ。』(アスミック・エース)が7億円を突破している。