今週の映画動員ランキングは、、『劇場版 夏目友人帳 ―うつせみに結ぶ―』(アニプレックス)が、土日2日間で動員11万7000人、興収1億7200万円をあげ初登場1位を飾った。2003年の初出当初から多くの読者を魅了し、TVアニメ版も深夜アニメとしては異例のロングシリーズ化された緑川ゆきの同名コミックを、原作者監修による完全新作のオリジナルエピソードも加え、シリーズ初の映画化。主人公の夏目貴志を神谷浩史が演じるほか、井上和彦、小林沙苗らTVシリーズのキャストが続投。TVシリーズで監督・総監督を務めた大森貴弘が総監督を、伊藤秀樹が監督を務めている。
2週連続首位をキープした『プーと大人になった僕』(ディズニー)は、土日2日間で動員11万1000人、興収1億5500万円をあげるも2位にランクダウン。しかしながら、累計では動員115万人、興収15億円を突破している。
長年カメラマンを務めてきた木村大作が満を持して撮り上げた監督作3作目にして初の時代劇『散り椿』(東宝)は、土日2日間で動員9万2000人、興収1億800万円をあげ3位でスタートを切った。直木賞作家・葉室麟による同名小説の実写映画化で、主演の岡田准一をはじめ、西島秀俊、黒木華、池松壮亮ら実力派俳優が顔をそろえている。
5位には「オール・ユー・ニード・イズ・キル」の実力派女優エミリー・ブラントが主演を務め、実生活でも夫であるジョン・クラシンスキーの共演・監督で描くサスペンスホラー『クワイエット・プレイス』(東和ピクチャーズ)が初登場。
他新作では『DTC -湯けむり純情篇- from HiGH&LOW』(松竹)が9位にランクイン。EXILE TRIBEが、ドラマ、映画のみならず、コンサート、イベント、コミックなど様々なメディアコンテンツ展開を繰り広げるプロジェクト「HiGH&LOW」シリーズのスピンオフ作品。山下健二郎、佐藤寛太、佐藤大樹の3人が主演、「HiGH&LOW」 全シリーズの脚本を手掛けてきた平沼紀久が脚本・長編映画初監督を務めている。
他既存作品では、7位の『カメラを止めるな!』(アスミック・エース/ENBUゼミナール)が累計で動員173万人、興収24億円を突破、8位の『銀魂2 掟は破るためにこそある』(ワーナー)が動員260万人を突破、興収は間もなく35億円に到達、10位の『検察側の罪人』(東宝)は動員216万人、興収27億円を突破している。