今週の映画動員ランキングは、『リメンバー・ミー』(ディズニー)が土日2日間で動員32万8000人、興収3億7900万円をあげ、公開3週目にして初の1位を獲得した。累計では動員216万人、興収26億円を突破している。
先週初登場1位でスタートを切った『ボス・ベイビー』(東宝東和)は、土日2日間で動員31万8000人、興収3億5300万円をあげ2位。5週目を迎えた『映画ドラえもん のび太の宝島』(東宝)は、土日2日間で動員28万9000人、興収3億1200万円をあげ3位に留まった。累計では動員371万人、興収42億円を超え、新シリーズ最高興収の44.3億円まであと2億円と、記録更新に王手をかけた。
アカデミー賞常連と言っても過言ではないメリル・ストリープとトム・ハンクスの初共演、巨匠スティーヴン・スピルバーグ監督という豪華タッグで撮り上げた社会派ドラマ『ペンタゴン・ペーパーズ/最高機密文書』(東宝東和)は、土日2日間で動員11万人、興収1億2800万円をあげ5位に初登場。
『レッド・スパロー』(フォックス)は7位にランクイン。オスカー女優ジェニファー・ローレンスが、自身の出世作ともいえる「ハンガー・ゲーム」シリーズのフランシス・ローレンス監督と組み、巧みなハニートラップを武器に暗躍する女スパイを演じたサスペンスアクション。
ほか新作では、同名コミックをジャニーズの新グループ「King & Prince」の平野紫耀、「未成年だけどコドモじゃない」の平祐奈主演、「ピーチガール」の神徳幸治監督で実写映画化した『honey』(東映/ショウゲート)は9位のスタート。走行中の電車内が舞台のノンストップサスペンス『トレイン・ミッション』(ギャガ)は10位のスタート。主演はリーアム・ニーソン、監督は「ラン・オールナイト」「フライト・ゲーム」でもニーソンとタッグを組んできたジャウム・コレット=セラ。リュック・ベッソン監督によるSFアドベンチャー『ヴァレリアン 千の惑星の救世主』(キノフィルムズ)は惜しくもランクインならず、11位のスタートとなった。
既存作品では、土日2日間で動員12万4000人、興収1億3700万円をあげ4位をキープした『ちはやふる -結び-』(東宝)が、累計で動員102万人、興収11億円を突破。6位にランクインの『グレイテスト・ショーマン』(FOX)が累計で動員294万人、興収40億円を突破している。
なお、動員ランキングTOP10作品の過半数を洋画が占めるのは、2015年の9月第2週以来2年半ぶりの出来事。