今週の映画動員ランキングは『マイティ・ソー バトルロイヤル』(ディズニー)が、土日2日間で動員14万9000人、興収2億3100万円をあげ初登場1位を飾った。アベンジャーズシリーズにも参戦している雷神ソーが、盟友ハルク、宿敵ロキらと型破りのチーム“リベンジャーズ”を組み、最強の敵“死の女神”ヘラを迎え撃つ極限バトルに挑む。出演はおなじみのクリス・ヘムズワース、トム・ヒドルストン、アンソニー・ホプキンスらに加え、“死の女神”ヘラにケイト・ブランシェット等豪華キャストが勢ぞろい。監督は、現代社会に生きるヴァンパイア達をモキュメンタリー形式を取り入れて描き話題となった「シェアハウス・ウィズ・ヴァンパイア」で、監督・主演を務めたタイカ・ワイティティ。
『IT/イット “それ”が見えたら、終わり。』(ワーナー)は、土日2日間で動員13万8100人、興収1億8400万円をあげ2位スタートと大健闘。ホラー小説の巨匠スティーヴン・キングの代表作の一つである同名小説を映画化。監督は、自身の短編小説を映画化したホラー映画「MAMA」で注目を集めたアンドレス・ムシェッティ。配給元によると、劇場には高校生のグループやカップルなど、洋画ではなかなか見かけない層が多く訪れ、中には10人もの大人数で来場するグループもあり、劇場1館当たりの来場者数は動員ランキング1位の『マイティ・ソー バトルロイヤル』を超え、1位となっている。
『ラストレシピ ~麒麟の舌の記憶~』(東宝)は、土日2日間で動員10万7000人、興収1億3800万円をあげ3位に初登場。伝説のTV料理番組「料理の鉄人」で演出を務めていた田中経一のデビュー小説を、二宮和也主演で映画化。監督は「おくりびと」でアメリカのアカデミー賞外国語映画賞受賞という日本映画史上初の快挙を成し遂げた滝田洋二郎。共演は西島秀俊、綾野剛、宮﨑あおい等。初日の11月3日には、翌日4日にオープンしたTOHOシネマズ上野の全スクリーンをジャックして舞台挨拶が行われ、全国の劇場でライブビューイングも開催された。
先週5年ぶりの1位スタートを切った『映画キラキラ☆プリキュアアラモード パリッと!想い出のミルフィーユ!』(東映)は、新作3本に次ぐ4位に留まり、累計興収は4億5000万円を突破。先週2位でスタートした『ブレードランナー 2049』(ソニー)は6位、累計興収は6億9500万円。また、今週9位にランクインしている『劇場版 Fate/stay night [Heaven’s Feel] I.presage flower』(アニプレックス)は、累計興収11億円を突破した。