今週の映画動員ランキングは『劇場版 Fate/stay night [Heaven’s Feel] I.presage flower』(アニプレックス)が、土日2日間で動員24万8000人、興収4億1300万円をあげ堂々の初登場1位を飾った。人気のPCゲーム「Fate/stay night」を3部作の劇場版としてアニメーション化した第1部。初日には新宿バルト9他3劇場で初日舞台挨拶が行われ、全国の劇場へライブビューイングも行われた。また、第1週目来場者特典の特製ポストカードのプレゼント、劇場内でゲームアプリを起動すると1週目~4週目まで、週替わりでスマホに劇場来場者特典が送られるなどのキャンペーンが行われており、劇場1サイトあたりのアベレージも300万円を超える高稼働となっている。監督は「空の境界」シリーズの須藤友徳、声の出演は杉山紀彰、下屋則子、神谷浩史ほか。
『猿の惑星:聖戦記(グレート・ウォー)』(フォックス)は、土日2日間で動員14万9000人、興収2億200万円をあげ2位でスタートを切った。SF映画の金字塔「猿の惑星」をリブートした「猿の惑星:創世記(ジェネシス)」「猿の惑星:新世紀(ライジング)」に続く第3弾。今作ではオリジナル版「猿の惑星」へとつながる事実が明かされる。パフォーマンス・キャプチャーの技術を完璧に使いこなす第一人者であり、「ロード・オブ・ザ・リング」シリーズのゴラムを演じたアンディー・サーキスが引き続き猿のカリスマ的リーダー、シーザーを演じるほか、人間の大佐役でウディ・ハレルソンが出演。監督も第2弾に続き「クローバーフィールド HAKAISHA」のマット・リーブスが務めている。
ほか新作では『宇宙戦艦ヤマト2202 愛の戦士たち/第三章「純愛篇」』(松竹メディア像事業部)が8位にランクイン。名作SFアニメ「宇宙戦艦ヤマト」をリメイクした「宇宙戦艦ヤマト2199」の続編で、全7章のなかの第3章。1978年に公開された映画「さらば宇宙戦艦ヤマト 愛の戦士たち」をモチーフに、新たな解釈で描かれる。
『恋と嘘』(ショウゲート)は、10位に初登場。マンガアプリ「マンガボックス」で連載された同名コミックを「ReLIFE リライフ」の古澤健監督が実写映画化。出演はヒロインに森川葵、その幼馴染役に「君の膵臓をたべたい」の北川匠海、「HiGH&LOW THE MOVIE 2/END OF SKY」にも出演している佐藤寛太ほか。
既存作品では、5位の『亜人』(東宝)が累計興収10億円を突破している。