今週の映画動員ランキングは、『22年目の告白-私が殺人犯です-』(ワーナー)が、土日2日間で動員16万5000人、興収2億3100万円をあげ3週連続の1位を達成した。若い層を中心に幅広い客層を動員。作品HPの「観てしまった」投稿キャンペーンには、「ハラハラドキドキがとまらない」「大どんでん返しがすごい」など多くのポジティブなコメントが寄せられており、好調さが伺える。
『美女と野獣』(ディズニー)は、土日2日間で動員14万4000人、興収2億700万円をあげ2位をキープ。累計興収118.1億円を突破し、注目の歴代興収ランキングは、先週の21位から19位へと記録を伸ばしている。
『昼顔』(東宝)も先週と変わらず3位をキープ。土日2日間で動員10万7000人、興収1億5200万円をあげ、累計動員数は112万人、累計興収は14億8700万円を突破した。
新作では『ハクソー・リッジ』(キノフィルムズ)が、土日2日間で動員8万3000人、興収1億600万円をあげ、4位に初登場。第2次世界大戦の沖縄戦において、自らの宗教的信念を貫いて武器を持たず戦場に赴き、75人もの命を救った米軍衛生兵デズモンド・ドスの実話を映画化した戦争ドラマ。映画の舞台である沖縄県前田高地の現地ツアーや、イベント等を実施、現地マスコミに多く取り上げられた影響もあってか、沖縄地区のシェアが比較的高い興行となっている。40代~50代からシニア層の男性を中心に集客しており、平日も落ちの少ない興行が期待される。
俳優の向井理が自身の祖母の半生記を自ら企画し、映画化した『いつまた、君と -何日君再来-』(ショウゲート)は7位にランクイン。尾野真千子が主人公である向井の祖母・芦村朋子さんを、向井がその夫の吾郎さんを演じている。監督は「神様のカルテ」の深川栄洋。
8位にも新作『宇宙戦艦ヤマト2202 愛の戦士たち/第二章 発進篇』(松竹メディア事業部)がランクイン。名作SFアニメ「宇宙戦艦ヤマト」をリメイクした「宇宙戦艦ヤマト2199」の続編で、全7章のなかの第2章。10月14日には第三章「純愛篇」の公開が決定している。