日本発の大ヒットゲームを原作に2002年からミラ・ジョヴォヴィッチ主演でヒットを続けてきたアクション大作シリーズの6作目にして完結編『バイオハザード:ザ・ファイナル』(ソニー)が、世界最速となる12月23日(金・祝)に封切られ、土日2日間で動員40万1000人、興収6億1900万円をあげ堂々の1位に輝いた。公開初日から3日間の累計成績は動員64万4000人、興収9億7800万円と好調な滑り出しとなっている。配給元のソニー・ピクチャーズによると、劇場には中高生の姿が多くみられ、お正月休み中の若年層の動員も見込まれている。シリーズ全作品の脚本を手掛け、これまでⅠ、Ⅳ、Ⅴと3作品の監督を務めてきたジョヴォヴィッチの夫でもあるポール・W・S・アンダーソンが、今作品も監督として最後を締めくくった。タレントのローラがハリウッドデビューを果たしたことも話題となっている。
5位には『土竜の唄 香港狂騒曲』(東宝)が土日2日間で動員15万8000人、興収2億2300万円をあげ初登場。シリーズ累計発行部数680万部(電子書籍含む)を記録する、高橋のぼるの人気コミック「土竜の唄」を三池崇史監督、宮藤官九郎脚本、生田斗真主演で実写映画化したシリーズ第2弾。今回は原作でも絶大な人気を誇る [チャイニーズマフィア編] がベースとなっている。主演の生田のほかにも、瑛太、本田翼、古田新太、菜々緒、上地雄輔、仲里依紗、堤真一と絢爛豪華なメンバーが出演。
お正月映画がほぼ出そろった激戦の中、10位に『この世界の片隅に』(東京テアトル)が留まっている。63スクリーンで始まった公開は口コミ等による好評に後押しされて徐々にスクリーン数を増やし、今週末106スクリーンでの上映となった。お正月興行を経てどこまで成績を伸ばしていくのか注目される。