『君の名は。』(東宝)が土日2日間で動員19万人、興収2億5900万円をあげ、首位に返り咲いてから2週連続の1位となった。累計では興収184億9000万円となっており、引き続き目の離せない興行となっている。
巴亮介原作のサイコスリラーコミックを小栗旬主演、大友啓史監督で実写映画化した『ミュージアム』(ワーナー)が、土日2日間で動員18万人、興収2億4400万円をあげて2位にランクイン。雨の日だけに起こる猟奇殺人を追う刑事が犯人の罠にはまり、絶望的な状況に追い込まれていく。共演は妻夫木聡、尾野真千子、野村周平、丸山智己、田畑智子。
リー・チャイルド原作の「ジャック・リーチャー」シリーズをトム・クルーズ主演で映画化した「アウトロー」の続編『ジャック・リーチャー NEVER GO BACK』(東和ピクチャーズ)が、土日2日間で動員14万人、興収1億9000万円をあげて3位に初登場。監督を務めたエドワード・ズウィックとトム・クルーズは「ラスト サムライ」以来13年ぶりのタッグとなる。コビー・スマルダース、ダニカ・ヤロシュらが共演。
9位には杏が実写映画初主演を務めた『オケ老人!』(ファントム・フィルム)がランクイン。老人だらけのアマチュアオーケストラの指揮を任された高校教師の奮闘を描く。黒島結菜、坂口健太郎、笹野高史、左とん平が共演し、「ぱいかじ南海作戦」の細川徹が監督。
こうの史代の同名コミックを片渕須直監督がアニメ化した『この世界の片隅に』(東京テアトル)が63スクリーンでの公開規模にもかかわらず10位にランクイン。第2次世界大戦下の広島・呉を舞台に、前向きに生きようとするヒロインの日常を描く。ヒロイン・すずの声をのんが演じ、アニメ声優に初挑戦したことも話題になっている。