シルバーウィークに突入したこの週末、『君の名は。』(東宝)が、土日2日間で動員80万人、興収10億7600万円と、全く衰えを見せない成績で4週連続1位を獲得。累計では9月19日までに早くも動員690万人、興収91億円を突破した。
「週刊少年マガジン」に連載され、数々の賞に輝いた大今良時の原作漫画をアニメ化した『映画 聲の形』(松竹)が土日2日間で動員20万人、興収2億8300万円と健闘し、2位に初登場。主人公・将也の声を入野自由が演じている他、早見沙織、悠木碧、小野賢章らが共演し、将也の小学生時代を女優の松岡茉優が担当している。監督はTVアニメ「けいおん!」で初監督を務め、「たまこラブストーリー」で文化庁メディア芸術祭アニメーション部門新人賞を受賞した京都アニメーション所属の山田尚子。
「悪人」に続き李相日監督が吉田修一による原作を映画化した『怒り』(東宝)が動員17万人、興収2億3300万円をあげ3位にランクイン。八王子で夫婦殺害事件が起き、現場の壁面には“怒”と書かれた血文字が残されるが、犯人は逃走。1年後、東京、千葉、沖縄に素性のわからない3人の男が出現する。出演は渡辺謙、森山未來、松山ケンイチ、綾野剛、広瀬すず、宮﨑あおい、妻夫木聡。
スティーヴン・スピルバーグ監督がロアルド・ダールの児童文学を映画化した『BFG: ビッグ・フレンドリー・ジャイアント』(ディズニー)は8位にランクイン。心優しい巨人と孤独な少女の友情と冒険を描いたファンタジーで、BFGをマーク・ライランスが演じ、ルビー・バーンヒル、ペネロープ・ウィルトン、レベッカ・ホールらが共演。