巨匠クリント・イーストウッド監督が手掛ける衝撃と感動の実話『アメリカン・スナイパー』(ワーナー)が初登場1位を獲得。全国333スクリーンで公開され、土日2日間で動員24万9321人、興収3億3239万6600円をあげた。イラク戦線で活躍した伝説の狙撃手クリス・カイルの半生を映画化。2003年のイラク戦争以来4回に渡り遠征し、仲間の命を守るため米軍史上最多の160人を射殺したとされる狙撃手の苦悩と葛藤、そして戦場を生き延び妻子のもとへ帰還した後も苦しめられる心の傷を、緊迫感あふれる映像で描き出す。イーストウッド監督と初タッグとなるブラッドリー・クーパーが、主演兼プロデューサーを務め、シエナ・ミラー、ルーク・グライムス、ジェイク・マクドーマンらが共演。
3位の『ベイマックス』(ディズニー)は10週目に入り、累計動員670万人、累計興収86億円を突破。また、第87回アカデミー賞の長編アニメーション賞、そして同時上映の「愛犬とごちそう」が短編アニメーション賞を獲得したことが発表され、更なる集客が期待される。
全国211スクリーンで公開された『きっと、星のせいじゃない。』(FOX)は10位に初登場。土日2日間で動員2万8854人、興収3868万6500円をあげた。本作は、ジョン・グリーンのベストセラー小説を、次世代を担う若手女優シャイリーン・ウッドリーと、「ダイバージェント」でも共演したアンセル・エルゴート主演で映画化した青春ラブ・ストーリー。難病を抱えながらも懸命に生きる10代の男女の切なくも瑞々しい初恋の行方を綴り、共演にローラ・ダーン、ウェレム・デフォーら個性派が名を連ねている。