前週初登場3位でスタートした松坂桃李主演『ツナグ』(東宝)が首位を奪取した。
続く2位には『劇場版 魔法少女まどか☆マギカ [後編] 永遠の物語』(アニプレックス)がランクイン。全国43スクリーンという小規模公開ながら、土日2日間成績は動員11万7413人、興収1億7162万2400円。1館あたりのアベレージは399万1219円という高成績を記録。興収順では1位となる大ヒットスタートをきった。前週に封切られた『劇場版 魔法少女まどか☆マギカ [前編] 始まりの物語』との土日対比は、動員128%、興収124%と、前作を超える勢いで推移。『魔法少女まどか☆マギカ』は、2011年1月からテレビシリーズとして放送され、かわいらしいキャラクターの印象とは裏腹に、先の読めないスリリングでシリアスな展開が大きな反響を呼び、数々の賞を獲得した人気アニメ。今回の劇場版はテレビシリーズ全12話を再編集した、前・後編の2部構成としている。『[後編] 永遠の物語』本編のエンドロール後には、来年公開予定の続編『[新編] 叛逆の物語』の予告編がつき、タイトルの発表とともに最新映像が公開され、ファンからは驚きと期待をもって迎えられており、早くも新作に向けても好感触を得ている。
また、北野武監督作品初となる首位スタートを切った『アウトレイジ ビヨンド』(ワーナー/オフィス北野)は2ランクダウンの3位。4位『踊る大捜査線 THE FINAL 新たなる希望』(東宝)は6週目を迎え、動員400万人、興収50億円を突破した。
その他、40歳の若さで謎の死を遂げた推理作家エドガー・アラン・ポーの最期の日々を、史実とフィクションを織り交ぜて描くサスペンス・スリラー『推理作家ポー 最期の5日間』(ディズニー)が8位、人気アイドルグループの「ジャニーズJr.」と「AKB48」が共演して話題を呼んだ深夜ドラマの劇場版『劇場版 私立バカレア高校』(ショウゲート)が9位に初登場した。