8月25日(土)から全国327スクリーンで公開された『るろうに剣心』(ワーナー)が土日2日間で動員29万5319人、興収3億9953万0400円をあげ、初登場首位に輝いた。大河ドラマ「龍馬伝」等の演出で知られる大友啓史監督が、シリーズ累計5700万部を突破する人気コミックを実写映画化しており、主人公の緋村剣心を演じる佐藤健をはじめ、武井咲、蒼井優、江口洋介、吉川晃司、香川照之ら豪華キャスト陣が出演。8月22日から24日まで先行上映も行われ、累計興収では5億5000万円を突破している。
2位には高倉健が6年ぶりに映画主演を果たし、降旗康男監督と20作目のタッグを組んだ『あなたへ』(東宝)がランクインし、土日2日間(339スクリーン)で動員21万9164人、興収2億3723万1500円を記録した。ロケ地であり、物語のスタート地点でもある富山県で8月26日(日)には舞台挨拶が行われ、高倉健は撮影でも使用された富山刑務所へ表敬訪問し、上映会も行われるなど、興行中の映画としては異例の試みとなった。客層は50代を中心にカップル(夫婦)での来場が目立っている。また、先週1位で初登場した『アベンジャーズ』(ディズニー)は3位にダウンしたが、累計興収では早くも20億円を突破している。
そして4位には、8月24日から768スクリーンで公開されたリドリー・スコット監督最新作『プロメテウス』(FOX)が初登場。土日2日間で動員20万0178人、興収3億249万7000円を記録し、初日&先行上映を含む累計成績では動員50万人、興収7億5000万円を突破している。〝人類の起源〟に迫ったSFミステリー大作で、主演は「ミレニアム」3部作のリスベット・サランデル役で知られるノオミ・ラパス、共演はマイケル・ファスベンダー、シャーリーズ・セロン、他。
また、山田孝之主演作『闇金ウシジマくん』(SDP)が10位にランクインしており、土日2日間で動員5万人、興収7500万円を記録している。累計600万部突破の人気コミックを基にした深夜ドラマをスケールアップさせた映画版で、AKB48の大島優子と林遣人が重要な役どころで登場している他、ドラマ版にも出演した崎本大海、やべきょうすけ、片瀬那奈が引き続き出演している。