映画『鋼の錬金術師』公開記念イベント「鋼の錬金術師 in KOBE展」が神戸で開催中

映画『鋼の錬金術師』公開記念イベント「鋼の錬金術師 in KOBE展」が神戸で開催中
提供:シネマクエスト

日時:11月29日(水)
場所:神戸市立王子動物園内、旧ハンター住宅
登壇者:曽利文彦監督

累計発行部数7000万部を誇る人気コミックを実写化した、全世界待望の映画『鋼の錬金術師』が、2017年12月1日(金)より全国公開された。その公開記念イベントとして、神戸市で行われたロケ地のひとつ、旧ハンター住宅で「鋼の錬金術師 in KOBE展」が11月30日(木)より開催されている。

旧ハンター住宅は神戸市内最大規模の異人館で、明治22年ごろに中央区北野町に建築され、英国人E.H.ハンター氏が居住。その後、昭和38年に王子動物園に移築された国指定の重要文化財だ。

ここ旧ハンター住宅では、物語のカギを握る合成獣(キメラ)の研究者タッカーの家という設定で、重要なシーンが撮影された。映画の公開に合わせ開催されるこの「鋼の錬金術師 in KOBE展」では、映画の撮影時に使われた“タッカー邸”のロケセットを一部再現し、一般に公開している。

気になる展示内容は、劇中に登場する錬金術師タッカーの自宅兼研究所という設定で施した美術装飾の一部を再現。また、タッカー(大泉洋)・ウィンリィ(本田翼)・マスタング大佐(ディーン・フジオカ)・ホークアイ中尉(蓮沸美沙子)といった主要キャラクターの衣装を展示。さらに、当映画作品の紹介や神戸市内で撮影された場面のパネル展示が行われている。会場には山田涼介が演じるエドの弟で、鎧に魂が錬成されたアルのほぼ等身大のパ大型ネルも設置され、来場者にとって格好の撮影ポイントとなっている。

一般公開に先立ち、29日(水)にはメディア内覧会が行われ、曽利文彦監督が応援に会場に駆けつけた。
展示内容を見た曽利監督は、「撮影当時のタッカーの部屋をよくぞここまで再現できたものですね」と驚き、「タッカーは奥さんに逃げられたという設定なので、荒れて雑然とした雰囲気の部屋をセットで作りました。もちろん撮影後はきれいに片づけたはずですが、展示会場を拝見したら、撮影当時と同じようにびっくりするほど取っ散らかっていましたね」とコメントして、笑いを呼んだ。

大阪府出身の曽利監督にとって神戸は、学生時代にいつも遊びに来ていた身近な街。その神戸でこの作品のロケができ、美しい旧ハンター住宅で撮影ができたことの喜びと感謝を伝えるとともに、「美しい神戸の街で撮影できたことは、キャストの皆さんの記憶に今も強く残っていると思います」と撮影をサポートしてくれた神戸市の皆さんへ労いの言葉を贈った。

最後に、「この『鋼の錬金術師 in KOBE展』にご来場の際には、ぜひ映画を見てからお越しいただくと、映画で使われていたタッカー邸(旧ハンター住宅)のシーンが蘇ってくると思います。また、映画の中ではさりげないシーンでも、この旧ハンター住宅が多く使われているので、いろいろな発見があると思います。そして、この展示をご覧いただいた後に再度映画を見ていただければ、もの凄くいろんなことが分かっていただけるのではないでしょうか」と締めくくり、映画、展示ともに多くの人に見てもらえることに期待を膨らませまた。

この「鋼の錬金術師 in KOBE展」は、原作コミックやアニメのファンはもちろん、多くの方に映画『鋼の錬金術師』の世界観、映画美術の技を体験してもらえる展示イベントで、国指定重要文化財の旧ハンター住宅の優美な姿を堪能できる機会だといえる。

■概要
展覧概要
場所:旧ハンター住宅(神戸市立王子動物園内)
期間:~2017年12月24日(日)まで<毎週水曜休園>
時間:9:30~16:00
入館料:無料(ただし、王子動物園の入館料が必要 。大人(高校生以上)600円、中学生以下 無料)
主催:神戸フィルムオフィス[(一財)神戸国際観光コンベンション協会]
共催:神戸市教育委員会文化財課・神戸市立王子動物園
特別協力:映画「鋼の錬金術師」製作委員会
協力:(公財)神戸市公園緑化協会

【取材・文】シネマクエスト編集部

最終更新日
2017-12-04 14:30:24
提供
シネマクエスト(引用元

広告を非表示にするには