舞台で注目の人気俳優 染谷俊之、廣瀬智紀らが未来を語る。『10年後の自分たちとは。』映画『逃げた魚はおよいでる。』 公開記念舞台挨拶

舞台で注目の人気俳優 染谷俊之、廣瀬智紀らが未来を語る。『10年後の自分たちとは。』映画『逃げた魚はおよいでる。』 公開記念舞台挨拶
提供:シネマクエスト

日時:12月3日(日)
場所:ユナイテッド・シネマアクアシティお台場
登壇者:染谷俊之、廣瀬智紀、毛利安孝監督

映画『逃げた魚はおよいでる。』の公開記念舞台挨拶がユナイテッド・シネマアクアシティお台場にて開催され、主人公・田宮役を演じた染谷俊之と丸井役を演じた廣瀬智紀、そしてシリーズ4作を通して監督・脚本を務めた毛利安孝監督の3名が登壇した。

『カニを喰べる。』(15)、『羊をかぞえる。』(15)、『天秤をゆらす。』(16)に続くシリーズ4作目かつ最終章となる本作。

主演を務めた染谷は「まだ、このシリーズが完結したなんて信じられない。このシリーズ恒例の完成披露イベント、朗読劇、舞台挨拶、DVD発売イベントのルーティーンが来年からなくなるなんて…。『またやるよ!』なんてことになるんじゃないかな!」と本シリーズの思い出を語った。また2作目の『羊をかぞえる。』からシリーズには欠かせない存在となった廣瀬は「このシリーズは自分の居場所のような場所。キャラクターそれぞれが自分たち自身と寄り添って成長していく感覚があった。今回はファイナルと銘打っているだけに本当に淋しい気持ち。でもこんなに大きな劇場ってあるんですね!」と本作への思い入れを語ると同時に廣瀬節も飛び出し会場は笑の渦に包まれた。また、本シリーズの生みの親であり監督・脚本を務めた毛利監督は「ただ感無量です。でももうネタが尽きてきた所で赤澤くん演じる青島を殺そうかと思っていました(笑)」と冗談交じりに語り「今まで染谷くん、廣瀬くん、赤澤くんにはダメ男の役ばかり演じてもらっていたので、今回は3人の次のステップに繋がるように、カッコいい役を演じてもらい卒業してもらおうと本作を作りました」と制作秘話を語った。

本作でそれぞれ1人2役に挑戦した2人はMCからの「ご自身の中で二面性のようなものはありますか?」という質問に対し、染谷は「酒癖が悪くて…。結構ドSになっちゃう。」とカミングアウトしたかと思いきや廣瀬が「でも、もともとドSだよね。」と染谷の意外な一面を明かし会場はまたも笑の渦に。また、廣瀬の二面性について聞かれた染谷は「基本、智紀はずっとこのまま。でもそこがいいよね。燈も含めてこの3人は裏表も無く素の自分でいられる」と3年半のシリーズを通して育んだ友情を語った。一方そんな2人の二面性について毛利監督は「毎回過密で大変なスケジュールの中で、どれだけ朝が早くても爽やかにテンションをあげて撮影に臨んでくれる、性格もいいし、顔もいいし、クソっと思います(笑)」と話し、2人の役者としての立ち振る舞いに感心した様子。

中盤にはMCから「今後の夢や目標」を聞かれ「10年後、20年後にまた集まって仕事が出来たら、すごく素敵だなと思います。そして人生を振り返った時に役者だったなと思いたいです」(染谷)、「このシリーズを通して、本当にファンの方々に支えて頂きながら作ってきた作品なので将来また続編を作ることになれば、またこのファンの方々に是非観に来ていただきたい」(廣瀬)と共演者やファンの事を一番に思う2人らしい回答が。

最後の挨拶では「映画は魂をこめて誰かを笑わせたい誰かの心を動かしたいと作り手・俳優は思っています。観終わった後、面白かった、つまらなかったなど皆様が誰かに伝えて頂くことで、我々の思いは成就します」(毛利監督)「今回、海外で撮影をするという役者人生の中でも貴重な体験が出来たことは、ファンの方々の支えがあってこそ。皆様への感謝のパワーが詰まった作品なので是非多くの人に観ていただきたいです」(廣瀬)、「是非、映画館に来て頂いて、皆様にとって心が少しでも温かくなるような作品になればと思っています」(染谷)とコメントし、あたたかい拍手の中、舞台挨拶は盛況のうちに終了した。

映画『逃げた魚はおよいでる。』はユナイテッド・シネマアクアシティお台場ほか順次公開中。

最終更新日
2017-12-04 12:00:46
提供
シネマクエスト(引用元

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