
名匠フランソワ・オゾン監督がブルゴーニュに暮らす老女を主人公に、娘と孫の来訪が不測の事態を引き起こしていくさまを描いた「秋が来るとき」が、5月30日(金)より新宿ピカデリー、TOHOシネマズ シャンテほか全国で公開される。場面写真と監督のメッセージ動画が到着した。
パリからブルゴーニュの田舎に移住した80歳のミシェル。秋の休暇を利用して訪れた娘と孫に、キノコ料理を振る舞うが、それが引き金で各々の過去が紐解かれる。人生の最後を豊かに過ごすため、ミシェルはある秘密を守り抜こうと決意するが……。
ミシェル役にエレーヌ・ヴァンサン、親友役にジョジアーヌ・バラスコ、その息子役にピエール・ロタンと、オゾン作品「グレース・オブ・ゴッド 告発の時」(2019)のキャストが再結集。さらにミシェルの娘役でオゾン作品「スイミング・プール」(2003)のリュディヴィ−ヌ・サニエが出演。新旧オゾン・ファミリーがアンサンブルを奏でる。
映画は2024年サン・セバスティアン映画祭で脚本賞と助演俳優賞(ピエール・ロタン)を受賞し、日本では一般公開に先駆けて横浜フランス映画祭2025で上映。サスペンス要素も交えた豊かなドラマに注目したい。
「秋が来るとき」
監督・脚本:フランソワ・オゾン
共同脚本:フィリップ・ピアッツォ
出演:エレーヌ・ヴァンサン、ジョジアーヌ・バラスコ、リュディヴィーヌ・サニエ、ピエール・ロタン
2024年/フランス/フランス語/103分/ビスタ/カラー/5.1ch
日本語字幕:丸山垂穂 原題:Quand vient l’automne
配給:ロングライド、マーチ
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公式サイト:https://longride.jp/lineup/akikuru