エドワード・ヤンの長編デビュー作「海辺の一日」が4Kレストア版で本邦初の一般劇場公開

エドワード・ヤンの長編デビュー作「海辺の一日」が4Kレストア版で本邦初の一般劇場公開1
エドワード・ヤンの長編デビュー作「海辺の一日」が4Kレストア版で本邦初の一般劇場公開2

提供:キネマ旬報

巨匠エドワード・ヤンの長編デビュー作であり、台湾ニューシネマの胎動を告げる重要作でもある「海辺の一日」(1983)が、4Kレストア版により日本の劇場で初めて一般公開される(7月10日よりBunkamuraル・シネマ 渋谷宮下、角川シネマ有楽町、シネマート新宿ほか全国で上映)。ビジュアル(岡本太玖斗がデザイン)、予告編、濱口竜介(映画監督)と三浦哲哉(映画研究・評論)のコメントが到着した。

小さな町で医師の娘として育った佳莉。父権的秩序を重んじる父の意向を拒み、彼女は同級生の徳偉と結婚して家を出る。一方で佳莉の兄の元恋人である蔚青は、留学先のオーストリアから帰国して気鋭のピアニストとして活躍していた。佳莉の自由な決断に蔚青は憧れを抱くが、佳莉の結婚生活は理想とかけ離れていく。ある日、佳莉は警察に呼び出され、海辺を訪れる。そして夫との歳月、選んできた人生、見ないふりをしてきた感情と向き合い始める──。

撮影をこれが長編デビュー作であり、のちにウォン・カーウァイ作品などで名を馳せるクリストファー・ドイルが担当。主人公の佳莉を名優シルヴィア・チャンが演じ、本作の“先駆的な女性映画”としての側面を際立たせる。

〈コメント〉

エドワード・ヤンのビッグ・バン。始まりにもかかわらず、まるで「これが最後」かのような衝迫すら感じる。既にすべてがここにある。やつれてなお、生気を漲らせるシルヴィア・チャンの表情と、髪が、何より心に残る。
──濱口竜介(映画監督)

潤沢な資金などあるわけもなく、若い友だちが老けメイクで出演している風なのにどうしてこんなにも自由で切実でかっこいいのか。ここから伝説が始まる……すごい!
──三浦哲哉(青山学院大学教授/映画研究・評論)

なお、同じくヤン監督の「恐怖分子」(1986)も、デジタルリマスター版で8月21日(金)よりBunkamuraル・シネマ 渋谷宮下ほか全国にて順次公開される。併せて注目を。

「海辺の一日 4Kレストア」監督:エドワード・ヤン
脚本:エドワード・ヤン、ウー・ニェンツェン
撮影:クリストファー・ドイル、チャン・ホイゴン
編集:リャオ・チンソン
録音:ドゥ・ドゥチー
出演:シルヴィア・チャン、フー・インモン、マオ・シュエウェイ
1983年/台湾/カラー/167分
提供:JAIHO 配給:TWIN 配給宣伝:グッチーズ・フリースクール
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公式サイト:the-day-on-the-beach-4k.com

最終更新日
2026-04-14 13:40:05
提供
キネマ旬報(引用元

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