「そして、バトンは渡された」で 2019 年本屋大賞を受賞した瀬尾まいこの原作小説を、『ケイコ 目を澄ませて』が第 72 回ベルリン国際映画祭ほか 20 以上の映画祭に出品され、第 77 回毎日映画コンクールで日本映画大賞・監督賞他 5 部門を受賞するなど国内外で絶賛を浴びた三宅唱監督が映画化。NHK 連続テレビ小説「カムカムエヴリバディ」で夫婦役を演じた松村北斗と上白石萌音が映画初共演&W 主演を務め、今回は同僚役で最高の理解者となる特別な関係性を演じる『夜明けのすべて』が 2 月 9 日に公開を迎える。
上白石萌音が実際に松村北斗の髪を切る…!?
藤沢さんの驚くべき行動の撮影裏に迫る メイキング+本編映像解禁!
この度解禁となったのは、上白石萌音演じる藤沢さんが、松村北斗演じる山添くんの髪を切るシーンのメイキング映像と本編映像の一部。月に一度の PMS(月経前症候群)で自らの感情をコントロールできなくなる藤沢さんと、電車などの混雑した乗り物や美容室などの狭い室内に入れないパニック障害を抱えた山添くん。栗田科学という職場の同僚として過ごしていたふたりは、お互いに自分ではどうすることもできない“生きづらさ”を抱えている共通点があることを知る。少しでも山添くんの力になろうと、自転車をプレゼントするため突然山添くんの家を訪問する藤沢さんは、そこで彼が自分で髪を切ろうとしていたことに気づき散髪をしてあげることに。自信満々にハサミを入れるも、「あ...」と呟き手を止める藤沢さんに「大丈夫ですか?」と不安げな山添くん。「大丈夫...もう一回チャンス頂戴!」と声を漏らす藤沢さんに、「チャンスってことは失敗したんですよね!?」と山添くんがすかさず突っ込むという、なんとも微笑ましいふたりの姿が収められている。出来ないことも自分ひとりで解決しようと殻にこもりがちな山添くんとちょっぴりおせっかいで陽気な藤沢さん。両極端でありながらもふたりが打ち解けあうきっかけとなった、本作にとっても重要なシーンだ。
実際の撮影風景には、切り方、髪の毛の量、切る位置など指導を受けながら、真剣な表情で確認する上白石の姿が。今回役作りのため髪を伸ばして地毛で撮影に臨んだ松村だが、切られる側として上白石にプレッシャーがかからないようやさしく声をかける様子もうかがえる。そんなふたりを三宅監督も傍で見守っており、失敗が出来ない一度きりのチャンスに、チーム一丸となって臨んだシーンとなった。ただならぬ緊張感の中撮影されたシーンだからこそ生み出されたリアリティあふれる空気感を、是非大きなスクリーンで体感してほしい。
山添くんと藤沢さんの日常を切り取った
【オリジナルフィルム風フォトシート】公開4日間限定入場者特典解禁!
本作の公開を記念して、公開初日の 2 月 9 日(金)~2 月 12 日(月・祝)の 4 日間限定で、本作上映館にて本作を鑑賞した方に入場者プレゼントとして【オリジナルフィルム風フォトシート(サイズ:35mm×100mm)】の配布が決定(※数量限定、無くなり次第終了となります)。山添くんと藤沢さんの職場の栗田科学で一緒に洗車をするシーンや、この度解禁となった藤沢さんによる散髪シーンなど、ふたりの日常が映し出されたアイテムとなっている。「自分のことはどうにもならなくても、相手を“助けられることはある”」そう支え合いながら日々を送るふたりの姿に、是非注目してほしい。
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『夜明けのすべて』2024年2月9日(金)ロードショー
(C)瀬尾まいこ/2024「夜明けのすべて」製作委員会
配給:バンダイナムコフィルムワークス=アスミック・エース