本当の彼女を誰も知らない—『市子』第36回東京国際映画祭 Nippon Cinema Now部門 正式出品決定!新カット解禁

本当の彼女を誰も知らない—『市子』第36回東京国際映画祭 Nippon Cinema Now部門 正式出品決定!新カット解禁

杉咲 花主演最新作『市子』が 2023年 12 月 8 日(金)より全国公開。
本作は、監督の戸田彬弘が主宰する劇団チーズ theater 旗揚げ公演作品でもあり、サンモールスタジオ選定賞 2015 では最優秀脚本賞を受賞した舞台「川辺市子のために」が原作。観客から熱い支持を受け2度再演された人気の舞台が映画化となりました。また本作は、来月 4 日から開催される第 28 回釜山国際映画祭のコンペティション部門のひとつ、ジソク部門に正式出品が決定、ワールドプレミア上映を予定しています。

痛ましいほどの過酷な家庭環境で育ちながらも「生き抜くこと」を諦めなかった川辺市子を演じるのは杉咲 花。抗えない境遇に翻弄された彼女の壮絶な半生を、凄まじい熱量で体現。これまでも演技力に定評があった杉咲だが、その期待を遥かに超え、鑑賞したマスコミ関係者を圧倒。「女優としての本領発揮」「本作が代表作となるのは間違いない」と言わしめるほど圧巻の演技を披露、芝居を超えて役を生き抜く姿がスクリーンに映し出される。
市子が3年間一緒に暮らしていた恋人の長谷川を演じるのは、若葉竜也。この重厚な物語の軸を担う長谷川が、市子の真の姿を知る過程で揺れ動く感情の変化を繊細に演じ切る。さらには、森永悠希、渡辺大知、宇野祥平、中村ゆり、倉 悠貴、中田青渚、石川瑠華、大浦千佳が名を連ね、彼女の知られざる人物像や過去を第三者の目線からも描き出していく。

第 36 回東京国際映画祭 Nippon Cinema Now 部門 正式出品が決定!
本日、第 36 回東京国際映画祭(会期:10/23-11/1)のラインナップが発表となり、『市子』の Nippon Cinema Now 部門での正式出品が発表された。Nippon Cinema Now 部門は、この 1 年の日本映画を対象に、特に海外に紹介されるべき日本映画という観点から選考された作品を上映する部門。昨年は計 13 作品が上映され、日本だけでなく世界各国の賞レースを賑わせた『ケイコ 目を澄ませて』(22/三宅唱監督)や『百花』(22/川村元気監督)が同部門で出品されるなど、国内はもとより国際的にも評価の高い作品が集まる。
本映画祭のプログラミング・ディレクターを務める市山尚三氏は『市子』について「海外の映画祭関係者と話すと「日本映画は身の回りの話で完結しているものが多く、社会が見えない」という声をよく聞く。『市子』はそうではない日本映画が確実に存在することを示している。杉咲花の抜群の演技は今年の様々な女優賞の最有力候補となることは間違いない。」とコメント。東京国際映画祭でジャパンプレミア上映が決定した。
公開前から国内外で大きな期待が寄せられる本作だが、先駆けて鑑賞したマスコミや映画評論家からは、熱い感想が続々と寄せられている。森直人氏(映画評論家)は「日本発、世界に届けたいストロングスタイルの名作。」と大絶賛。北川れい子氏(映画評論家)も「脚本も演出もキャスティングも全てが〈別格〉のヒューマンミステリーの秀作である。」と本作の重厚なミステリーを称賛する。更に「杉咲花が、言葉にできない笑みを浮かべる。市子が、沈黙の叫びをあげる。ふたりの女が通り過ぎ、残像がこびりつく。忘れない。忘れられない。」と相田冬二氏(Bleu et Rose/映画批評家)、「圧巻の杉咲花。幾重にも重ねた人物像の根底に心の軸を垣間見せる。」と中井圭氏(映画解説者)も寄稿するなど、杉咲の圧倒的な表現力に惜しみない賛辞を贈る。

荒れた部屋で呆然とする、過去の“市子”を捉えた新カットを解禁!
今回解禁された写真は、雑多な部屋の中で壁にもたれかかり、無表情で、冷静にも虚ろにも見える、過去の市子(杉咲花)を捉えた 1 枚。物が散乱する部屋からは、痛ましいほどに荒んだ彼女の生活環境が読み取れる。彼女が背負った切なくも悲しい宿命とは――。

ひとりの女性の生き様と魂の叫びが心に突き刺さる、唯一無二の衝撃作を、ぜひスクリーンで味わってほしい。

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『正欲』11月10日(金)、全国ロードショー
(c) 2021朝井リョウ/新潮社 (c) 2023「正欲」製作委員会 配給:ビターズ・エンド

最終更新日
2023-09-27 16:00:00
提供
映画の時間編集部

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