英国公開記念!『クーリエ:最高機密の運び屋』監督がこだわった<冷戦下のリアリティ>場面写真&監督コメント

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ベネディクト・カンバーバッチ主演最新作!キューバ危機の舞台裏で繰り広げられた知られざる実話を基に、核戦争回避のために命を懸けた男たちの葛藤と決断をスリリングに描いた、迫真のスパイ・サスペンス『クーリエ:最高機密の運び屋』が9月23日(木・祝)より全国公開。

このたび解禁となった場面写真は、ある日突然スパイとなった平凡なセールスマン、グレヴィル・ウィン(ベネディクト・カンバーバッチ)が緊張の面持ちでロンドンの街を歩く姿や、常に盗聴・監視されていることに警戒してアイコンタクトで何かを伝えるような場面が切り取られている。さらに、スパイになったことをひた隠しにする夫の変化を感じ取り、不安げな表情を見せるウィンの妻シーラ(ジェシー・バックリー)や、頭にスカーフを巻いてソ連側に潜入する CIA 局員エミリー(レイチェル・ブロズナハン)といった女優陣の姿も。こうした 1960 年代ロンドンとモスクワの街並みや衣装、そして当時の雰囲気を再現するのは大変な労力が必要だったことは想像に難くない。ドミニク・クック監督は、「色を限定したんだ」と語る。「たとえば、赤いレンガは使わないことにした。厳しさを感じさせたかったので、赤いレンガは一つもないんだ。ソフトで温かで趣きのある世界にはしたくなかったんだ」と明かす。衣装に関しても同じように色味が限定された。登場人物たちは保守的で派手ではないので、それが服装にも表れている。「今のように、なんでも手に入る時代ではなかったから、人々は服をそれほど多くは持っていなかった。中流階級の人で、スーツを二着持っていたくらいだろうね。可処分所得はそれほどなかったから、今と比べると服は決して安いものではなかったんだ」と時代考証にも余念がない。さらに、クック監督はこうも語っている。「1960 年代初めを舞台にしたスパイ映画や時代映画を何本も見たよ。60 年代に作られた映画と、それ以降に作られた映画には面白い違いがあるよ。60 年代の映画は派手さがなくて、よりリアルなんだ」。一見地味に見えるが、そこには監督の徹底したリアリティへの追及が垣間見える。

また、新型コロナウィルス感染拡大による公開延期を経て、先週 8/13(金)よりイギリス本国で劇場公開となった。「撮影が良い。演技はさらに良い。想像をはるかに超える面白さ」(Empire Magazine)、「ベネディト・カンバーバッチはジェームズ・ボンドの人間味を見事に表現した」(The Times)、「超一級の冷戦スリラー。今にも切れそうなほど張り詰めていく緊張感がたまらない」(The Mail on Sunday)など絶賛評が相次ぎ、映画批評サイト「Rotten Tomatoes」では 95%の高評価を獲得(2021 年 8 月 20日時点)している。

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最終更新日
2021-08-21 18:00:00
提供
映画の時間編集部

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