多くの名作を生み出してきた脚本家・小説家の内館牧子が「源氏物語」を題材に、奔放で強い女性によって成長していく青年の姿を描いた長編小説「十二単衣を着た悪魔 源氏物語異聞」を元に実写化、黒木瞳監督による映画『十二単衣を着た悪魔』として、11月6日(金)より新宿ピカデリーほか全国公開。
本作の主演は、ひっきりなしに出演作が続き、主演作の『今日から俺は!!劇場版』が大ヒット中の若手実力派俳優伊藤健太郎。就職試験59連敗中の実家暮らしのフリーター・伊藤雷を演じます。そして、自身の美しさと比類なき意思の強さでまるで“悪魔”と例えられることもある弘徽殿女御には、『ダンスウィズミー』『犬鳴村』『Daughters』など主演作が続く三吉彩花。そのほかに伊藤沙莉、戸田菜穂、ラサール石井、伊勢谷友介、山村紅葉、笹野高史、そして田中偉登、沖門和玖、細田佳央太、先日発表されたMIO、YAE、手塚真生、LiLiCo、村井良大、兼近大樹(EXIT)と若手実力派からベテランまで個性豊かな豪華キャストが集結し、現実と源氏物語の世界を華やかに彩ります。
この度解禁されたビジュアルでは、平安時代の色合いや再現にこだわり抜かれた衣裳に身を包むキャストたち。着物にパーカーインと現代と絵巻物の世界の両方の世界を表現した衣裳に身をまとう伊藤。そして弘徽殿女御を演じた三吉は、十二単衣を身に纏うは初めて。黒木瞳監督がとことん拘って拘り抜いた平安衣裳の代表ともいえる十二単衣を身に纏い、凛とした芯の強さがうかがえる姿で佇んでいます。
特に力を注いだのが弘徽殿女御が初登場する際に着用している十二単衣の色合い。「この十二単衣は渾身の組み合わせ、ベスト・オブ・ベスト」と言わしめるほどの、監督こだわりの色鮮やかな十二単衣にも注目してほしい。
併せて「源氏物語」の世界観を凝縮した映像が初解禁。就職活動もうまくいかない、彼女にもフラれ、家にも居場所がない、落ちこぼれの伊藤雷が、バイト先でもらった「源氏物語」のパンフレットを手に雷(カミナリ)に打たれ、目が覚めると「源氏物語」の世界へタイムスリップ!ひょんなことから“悪魔”と呼び声高い弘徽殿女御付きの陰陽師として新たに人生を歩み始める。ヘタレニート街道まっしぐらだった雷が、「源氏物語」という時空を超えた世界で出会った弘徽殿女御、恋に落ちる倫子(伊藤沙莉)ら様々な人々と関わることで、自分の進むべき未来を見つけようともがく雷の心の機微を伊藤が見事に演じている。三吉彩花演じる弘徽殿女御役の「可愛い女にはバカでもなれる」、「言いたい事を言って何が悪い」など悪魔か鬼かといえるエッジの効いた言葉を言い放つシーンも見ごたえ十分。OKAMOTO’S が歌う主題歌「History」にのせ映画の世界を彩る、奇跡の異世界トリップエンターテインメントの予告編が完成しました!
フリーターだった青年の成長と、彼に関わる登場人物の生きざまを、煌びやかな源氏物語の世界と現在を舞台に、今最も旬な豪華キャストとスタッフが描く異世界トリップエンターテインメントにぜひご期待ください。
(C)2019「十二単衣を着た悪魔」フィルムパートナー