監督が 1 番しびれたキーラ・ナイトレイの熱演『オフィシャル・シークレット』本編映像ニュース

監督が 1 番しびれたキーラ・ナイトレイの熱演『オフィシャル・シークレット』本編映像ニュース

あるイギリス政府諜報員がイラク戦争の開戦を防ぐためにアメリカとイギリスの不正行為を密告した、2003年の実際の事件<キャサリン・ガン事件>を映像化。映画『オフィシャル・シークレット』が、8月28日(金)より TOHO シネマズ シャンテほかにて全国公開。

2003 年、イラク戦争開戦に向け、米国と共同歩調を取る英国の諜報機関GCHQ(政府通信本部)に勤務するキャサリン・ガンはある日、米国の諜報機関NSA(国家安全保障局)から、驚くべきメールを受け取る。イラクを攻撃するための違法な工作活動を促すそのメールに彼女は強い憤りを感じ、メールをマスコミにリークする――。世界中で後に“キャサリン・ガン事件”として大きな政治問題となった実話をそれぞれの当事者の立場から描き、サスペンスタッチで心揺さぶる人間ドラマ。

主人公のキャサリン・ガン役を演じるのは、イギリスを代表する人気女優キーラ・ナイトレイ。この事件当時17 歳であった彼女はキャサリン・ガンを知らなかったというが、“表に出すべき真実である”という信念が彼女を突き動かし、今までにない役どころを体当たりで演じきった。キャサリンの弁護士、ベン・エマーソン役には名優レイフ・ファインズ。その他、マット・スミス、マシュー・グードなど、イギリスが誇る実力派俳優たちが脇を固める。監督を務めたのは、『アイ・イン・ザ・スカイ 世界一安全な戦場』のギャヴィン・フッド。自身も大学で経済と法律を学び、法律事務所で勤務した経験を持つ彼ならではの鋭い視点で事件を捉え、世間に問題を提起する意欲作が完成した。

アメリカ諜報機関から届いた違法工作を指示するメールをリークしたキャサリン。英国オ
ブザーバー紙が衝撃のスクープを記事にするや否や世界中に衝撃が走り、キャサリンの職
場では犯人探しが始まった。職員一人一人が個室に呼び出され嘘発見器にかけられるほど
の執拗な尋問に、緊張と重苦しい雰囲気が漂うオフィス。同僚たちに疑いがかかることに耐
えきれなくなったキャサリンはついに自白を決意する――。
次々と個室に呼ばれていく同僚たちを目にし、キャサリンが自白を決意するまでの 17秒
間、カメラはゆっくりと動きながらキーラの表情だけを捉える。自白をすれば自分にも家族
にも危険が及ぶ可能性があるが、自白をしなければ自分の代わりに誰かが疑われる。人生
をかけた決断を下すまでをセリフもなく表情だけで表現しきったキーラの演技がここぞとばかりに光り輝く圧巻のシーンとなっている。監督のギャヴィン・フッドはこのシーンが一番誇らしいシーンだと語り、「カメラはかなりのクローズアップでキーラを追いかけながら、彼女の顔を覗き込んでいる。彼女に決断するまで時間をかけて葛藤してほしいと頼んだんだ。下手な俳優なら少し無理強いしたかもしれない。でもキーラは決断した瞬間にすっと立ち上がった。彼女の内面の葛藤がストレートに伝わってきた瞬間でした」と振り返る。これまでもアカデミー賞をはじめとする映画賞にノミネートを果たした経験を持ち、その実力はお墨付きのキーラ。だが本作では、彼女のセールスポイントの一つであったチャーミングさを一切捨て、気迫のある演技で大女優の風格を見せている。

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最終更新日
2020-08-26 16:00:00
提供
映画の時間編集部

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