映画感想・レビュー 42/2520ページ

ことの終わり:P.N.「オーウェン」さんからの投稿

評価
なし
投稿日
2024-07-16

※このクチコミはネタバレを含みます。 [クリックで本文表示]

主人公の作家ベンドリックスに「シンドラーのリスト」「イングリッシュ・ペイシェント」の名優レイフ・ファインズ、主人公の友人のサラに「アリスのままで」の名女優ジュリアン・ムーア、主人公の友人の高級官僚のヘンリーにニール・ジョーダン映画の常連で彼の盟友でもある「クライング・ゲーム」のスティーヴン・レイという、考えただけでワクワクするようなメンバーが集結していて、映画好きとしては、観る前から期待が高まります。

作家のベンドリックスは、高級官僚の友人の妻サラと激しくも狂おしい不倫の恋に落ちますが、情事の最中に空襲を受け、サラは突然、唐突に彼に別れを告げて去って行きます。

それから2年後に、サラの夫ヘンリーと逢った時にベンドリックスは、ヘンリーから、サラの様子がどうもおかしく、男ができたらしいと聞かされ、2年前に別れたサラへの未だに捨てきれない嫉妬心に悩み、自分と別れた原因かも知れない、その”第三の男”とも言うべき男の存在に興味を持ち、探偵に彼女の身辺調査を依頼します。

ことの終わり:P.N.「オーウェン」さんからの投稿

評価
★★★★★
投稿日
2024-07-16

この「ことの終わり」は、天上的な愛を体現するジュリアン・ムーアの見事な演技を堪能する映画だと思います。

映画「ことの終わり」の原作は、イギリスのカトリック作家でスパイ小説の名手のグレアム・グリーンです。

彼は映画史上に残る不朽の名作「第三の男」の脚本を手掛け、「ヒューマン・ファクター」などのスパイ小説でも有名な、もとイギリスのMI6のスパイ出身の作家なんですね。

この映画の原作は「情事の終わり」で、原題が”The End of The Affair”で、英語のAffairとは、”浮気”という隠れた意味もあるという、そのような映画ですね。

また、この映画は原作者のグレアム・グリーンのほぼ自伝的な要素の強い、実際にあった体験を基にした小説の映画化で、監督は「クライング・ゲーム」や「マイケル・コリンズ」で、いつもアイルランド紛争の問題を先鋭的に描いて来たニール・ジョーダン。

日本の黒い夏 冤罪:P.N.「オーウェン」さんからの投稿

評価
なし
投稿日
2024-07-16

いわばこの映画は、"大人たちの人間ドラマ"であり、高校生二人は問題提起役にすぎませんが、この青春真っ只中の二人が、真剣に疑問を突き付けていくところが、この作品を引き締めていると思います。

この作品は、"正しい報道のあり方"を真面目に考えさせる映画で、一見の価値があると思います。

日本の黒い夏 冤罪:P.N.「オーウェン」さんからの投稿

評価
なし
投稿日
2024-07-16

そのテレビ局は例外的に、犯人扱いすることを極力抑えて、良心的な報道をしようと努力してきていました。
実は、そのテレビ局内でも、良心では視聴率は稼げないとして、センセーショナリズムに走ろうとする動きは大いにあったのですが、そこをじっと抑えて頑張っている報道部長がいたんですね。
この報道部長を演じる中井貴一が、実にいいんですね。

この報道部長が、高校生たちの問いかけを正面から受け止めて、目下進行中のその報道を部下たちと、いちいち検証し、警察とマスコミの事件の取り組み方のどんなところに誤りが生じやすいかを考えつめていきます。
この映画の主役は、この報道部長と、冤罪になりかける市民を渾身の演技で表現する寺尾聡で、そして無実らしいと思いながらも上司の思い込みの圧力で、取り調べを続ける石橋蓮司の刑事などです。

日本の黒い夏 冤罪:P.N.「オーウェン」さんからの投稿

評価
★★★★★
投稿日
2024-07-16

この映画「日本の黒い夏 冤罪」は、ジャーナリスティックなテーマに果敢に挑み、重厚な社会派映画を得意とする熊井啓監督の秀作だと思います。

熊井啓監督は、1964年の彼のデビュー作となる「帝銀事件・死刑囚」でも昭和の事件史に残る帝銀事件を冤罪だったという立場から、ドキュメンタリー・タッチで撮っていて、この「日本の黒い夏 冤罪」は、彼のこの系譜に繋がる作品でもあると思います。

熊井啓監督の故郷でもある、長野県松本市でオウム真理教が起こした「松本サリン事件」の時、被害の第一通報者である一市民が警察によって犯人と疑われ、それをマスコミの多くが鵜呑みにして、人権侵害的な報道がセンセーショナルに長期間続きました。
この時、高校生の男女二人が、証拠もないのに犯人扱いのような報道はおかしいという疑問を持って、放送部のクラブ活動としての番組を作るために、地元のテレビ局に取材に来ます。

マネーボール:P.N.「オーウェン」さんからの投稿

評価
なし
投稿日
2024-07-16

あの年、アスレチックスが歴史的な連勝記録を作ったことは、物語の重要な要素として扱われているけれども、それをクライマックスにしていないし、実にあっさりした見せ方になっていることは、そう考えれば当たり前のことだ。

気合が入ると「熱演」しがちなブラッド・ピットは、主人公を自然体で演じていて好印象。
娘役の子役と絡んでいる姿がとても板に付いている。

主人公の片腕となる統計専門家は、実在の人物にかわって用意された架空のキャラクターだが、「実在の」という制約から解き放たれているぶんだけ面白い描かれ方をしていて、これを演じるジョナ・ヒルも好演だと思う。

ただ、チームの監督役にフィリップ・シーモア・ホフマンを起用しておきながら、脚本も、演出も、この人物にあまり興味がなかったのかと思う無駄遣いをしていますね。

主人公と対立する立場としては、海千山千のスカウトたちの存在があるから、監督の独自の立ち位置を見出しにくかったんじゃないかと思いますね。

マネーボール:P.N.「オーウェン」さんからの投稿

評価
なし
投稿日
2024-07-16

※このクチコミはネタバレを含みます。 [クリックで本文表示]

映画はこの人物のバックストーリーをこう紹介していく。
いわく、スタンフォードへの奨学金すら決まっていたのに、スカウト陣から素質万全とのお墨付きを得て、巨額の契約金と引換にプロの道へと足を踏み入れたが、結局のところ芽が出ることなく、未完の大器として現役を去ることになった、苦い挫折の経験の持ち主であると。

世間の常識に照らしあわせた人材の評価とは一体なんなのか、他人の評価や巨額のお金が一体何を意味するのか。
この映画の中で、人材の評価に新たな尺度を持ち込もうとする主人公の戦いは、そんなわけで、この人物が挫折から学び、人生をかけた雪辱戦に臨む戦いなのであるというわけだ。
そして、その戦いには、多分、終わりはない。チームがワールド・チャンピオンになれるか、なれないかに関わらず。

だから、この映画は野球を描いているようで、描いていない。
「弱かったチームが奇跡の連勝」といった、ありがちなフォーミュラに流し込んだりもしない。

マネーボール:P.N.「オーウェン」さんからの投稿

評価
なし
投稿日
2024-07-16

統計的といってみても、分析の切り口や仮説の立て方、解釈次第で、いかようにも使えるものであることは、少し考えてみればすぐにわかることだ。

実際、この「理論」の映画の中での描写としては、旧来の常識に対するアンチテーゼとして波紋を呼びそうな極端なものばかりが強調されているように思います。
選手の評価という面はともかく、野球の試合における戦術という意味では、プリミティヴそのものなんじゃないか。

ただ、映画の中におけるこの理論の役割は明確で、要は、財務的に困窮していて、常識的には戦力補強ができない状況の中で、独自の着眼点で評価し直すことで「掘り出し物」を見つけようとした、そして、それがたまたま一定の成果を収め、注目を集めたということであり、それ以上のものではないと思いますね。

しかし、この映画が本当に描こうとしているのは、ブラッド・ピットが演じる主人公の個人的な戦いのドラマなのだと思います。

マネーボール:P.N.「オーウェン」さんからの投稿

評価
★★★★★
投稿日
2024-07-16

この映画は、主力選手の流出と予算制約に悩まされたメジャーリーグ球団、オークランド・アスレチックスで、1997年にジェネラル・マネージャーとなったビリー・ビーンが、邪道扱いされていた統計的な「セイバーメトリクス理論」を積極的に取り入れてチーム編成を行い、他チームと互角以上に戦えるように奮闘した物語ですね。

もちろん、米国のメジャーリーグ・ベースボールが題材ではあるが、なにしろチーム編成に責任をもつGMが主人公であるから、選手たちや試合の勝ち負けといった野球の「表側」ではなく、選手を評価し、他チームと交渉し、トレードし、チームを編成していく、舞台裏の部分に焦点が当たっていて、野球好きのみならず興味深く見ることができますね。

ただ、この映画は、必ずしも「セイバーメトリクス理論」を優れた手法として紹介し、礼賛するものではない。
だいたい、客観的にみても、映画の中で説明されている程度の「理論」は、手法において、それほど洗練されているようには思えない。

女囚701号 さそり:P.N.「オーウェン」さんからの投稿

評価
なし
投稿日
2024-07-16

回り舞台風の設定や隈取メイクなど、アバンギャルドな描写も随所に見られる。

梶芽衣子は、「銀蝶渡り鳥」では、藤純子の人気ヒットシリーズ「緋牡丹博徒」の現代版の域を出なかったが、この作品では、黒いコートとアコーハットに身を包み、鋭い視線とクールな表情で、権力の体制に一矢報いる”女復讐人”を、見事に演じ切ったと思う。

この作品の持つ反体制色は、1970年安保の挫折を経験した若者層をも巻き込み、大ヒットを記録し、梶芽衣子の代表作になったのだ。

女囚701号 さそり:P.N.「オーウェン」さんからの投稿

評価
★★★★★
投稿日
2024-07-16

日活映画「野良猫ロック」シリーズでブレイクした梶芽衣子は、日活のロマンポルノへの転向に伴い、東映に移籍する。
そして、東映での主演第1作「銀蝶渡り鳥」に続く主演作が、この映画「女囚701号 さそり」だ。

原作は、篠原とおるの人気劇画で、梶芽衣子演じる主人公・松島ナミが、刑事の恋人の手先となるも、裏切られ刑務所に収監される。
過酷な女子刑務所でのリンチに耐え、脱走、最後に裏切った男への復讐を果たす物語だ。

伊藤俊也監督は、東映東京の労組委員長を務めた人物で、この作品が、監督第1作目となる。
刑務所内でのリンチやレズシーンなどを見ると、この作品が従来の東映スケバン路線の延長線上にあることがわかるが、それ以上に、ヒロインの怨念の深さに焦点を当てた、粘っこい演出は、スケバンものとは一線を画す出来になっていると思う。

大いなる不在:P.N.「ige」さんからの投稿

評価
★★★☆☆
投稿日
2024-07-16

認知症をテーマとしたキャスト陣のリアルな演技に引き込まれた作品。
本年度ベスト級。

ぶっちゃけ感動や共感などは無かったけど役者の方々のリアルな演技に引き込まれた感じの作品。
認知症の陽二を演じた藤竜也さん。
再婚相手の原日出子さん。
夫婦役の森山未來&真木よう子さん。
これらの方々の演技が素晴らしい!

時間軸が入り乱れる中、陽二の認知症が徐々に悪化して行く姿がリアル。

陽二の再婚相手の直美を演じた原日出子さん。
優しい妻を演じているのが印象に残る。

陽二が直美に書いたラブレターがロマンチックなんだけど、それを貰った直美の行動も素敵だった。
本作で唯一ほのぼのする行動(笑)
陽二が認知症になる前の直美との仲の良いシーンがあった方が良かったのでは?と自分的には思えた。

森山未來さん演じる役者の卓。
出だしとラストのリハーサルのシーンのセリフ。
本作のストーリーに被せたセリフと思うものの、自分には全く刺さらず(笑)

観賞後、認知症について調べたけどネガティブな人は認知症になりやすいらしいのでポジティブに生きて行きます( ´∀`)

キングダム 大将軍の帰還:P.N.「ige」さんからの投稿

評価
★★★★
投稿日
2024-07-16

予想外な結末に涙が止まらない作品。
本年度ベスト!!

シリーズラストという事だけど消化不良感がハンパ無い(笑)
これってシーズン1が終了の認識で良いの?(笑)

本作は思ってもいなかった大沢たかおサン演じる王騎がメインだった感じ。
王騎の本気度200%以上の迫力あるシーンに圧倒される。
と、同時に王騎の知らなかった過去の出来事に驚く。
璆役の新木優子さんが美しいけど本作で初めて知った(笑)

劇場内の人達もみんな緊張しながら観ていた感じが凄い!
自分を含め、みんな固まって鑑賞していた様子だった。

「大将軍の帰還」ってタイトル。
何も考えずに鑑賞したけど泣けるタイトル。

山﨑賢人さん演じる信の成長を感じる感じで天下を獲って欲しい。

豪華なキャスト陣なんだけど皆さんチョイ役で贅沢過ぎる(笑)

シーズン2を希望します( ´∀`)

密輸 1970:P.N.「ige」さんからの投稿

評価
★★★☆☆
投稿日
2024-07-16

海の中では海女さんが最強みたいな韓国映画。
本年度ベスト級。

テンポの良い展開に加え韓国映画ならではの騙し騙される感じが面白い!

でも1970年代の設定で演歌みたいな音楽が終始流れる感じと古臭いファッションが自分に合わず残念だった感じ。

漁村で暮らす海女さん達の物語。
港の近くに立てられた化学工場の影響で魚や貝が捕れず生活が厳しくなった海女さん達。

生活の為、海に沈められた密輸品を回収する仕事でお金を稼ぐ展開。

密輸の現場を税関に摘発され捕まったジンスと船から逃げたチュンジャの二人を中心に進む展開。

後半の海中での格闘シーンが見所だった感じ。
素潜りの海女さんvs酸素ボンベを背負ったナイフを持った男性陣達のアクションシーンが面白かった。

悪役がまさかの人も韓国映画っぽかったけど、全く予想が出来ませんでした( ´∀`)

YOLO 百元の恋:P.N.「ige」さんからの投稿

評価
★★★★
投稿日
2024-07-16

ボクシングを題材にした笑って泣ける中国映画。
本年度ベスト!!

安藤サクラさん主演の作品のリメイクと言う事だけど全く別物の作品だった感じ。

前半は笑えるシーンが多めのコメディー映画の様な感じ。
後半は泣けるシーンが多めのスポコン映画の様な感じ。
そんな作品の構成だった。

監督兼主役のジア·リンさんのダイエットがハンパ無い!
そんなシーンが多いけどトレーニングと試合のシーンの迫力は凄かった!

ローインがトレーニングで体を絞って行くシーン。
タイムラプスを見ている感じの体が引き締まって行くシーンに引き込まれる!
ダイエットしたい人は必見(笑)

試合前にリングに向かうローイン。
ガラス越しに映る過去の体型のローインと会話する様なシーンが印象に残る。

迫力ある試合も素晴らしかった!

ビックリしたのはジア·リンさんのイブニングドレスの姿が美しい(笑)
このシーンは自己満足のシーンだと推測します( ´∀`)

仔鹿物語(1946):P.N.「オーウェン」さんからの投稿

評価
なし
投稿日
2024-07-16

少年はそれを防ぐため、古材で高い柵を作ろうとし、この場面では、仔鹿を嫌っているはずの母親も少年を手伝うんですね。
けれども-------。

冒頭近くでの家畜を襲った熊に、二匹の猟犬が飛びかかるシーンは、どうやって撮ったのかと思うほど実にリアルで、開拓一家の綺麗ごとではない生きるための戦いも生々しく、それを体験することで少年は成長していくんですね。

仔鹿物語(1946):P.N.「オーウェン」さんからの投稿

評価
なし
投稿日
2024-07-16

実は、彼女はかつて赤ん坊を死産していて、それ以来、情緒不安定なところがあるのだが、貧しさと生活の苦労でいつも尖っている彼女を見ていると、優しい夫や動物好きの少年に、少し同情したくなってきます。

この一家の日常に、隣人一家との話や町でのエピソードなどが入って進行するこの映画のメインは、やはり少年が両親に頼み込んで、やっと飼うことが許された仔鹿との話だろう。

父が森でガラガラ蛇に噛まれ、その応急処置のために殺した母鹿の子供。
実は、鹿の肝が特効薬だったのだ。
友だちのいない少年にとって、フラッグと名付けたこの仔鹿は、唯一の友だちで、少年は野や森、川を仔鹿と一緒に走り回る。

これらのシーンは観ているだけで心が晴れ晴れしてくる美しい場面だが、動物の成長は早い。
ひと回り大きくなった仔鹿は、一家の生活の糧であるタバコの苗やトウモロコシの芽を次々と食べてしまうのだ。

仔鹿物語(1946):P.N.「オーウェン」さんからの投稿

評価
★★★★★
投稿日
2024-07-16

この映画は、フロリダ北部の開拓地で暮らす一家の厳しい生活を描いたヒューマン・ドラマで、ひとりの少年の成長の物語。

原作はピュリッツァー賞を受賞した小説で、11歳のジョディを演じたクロード・ジャーマン・Jrは、この演技でアカデミー賞特別賞を受賞。

ジョディは自然と動物が大好きな少年で、どうしても自分で動物を飼いたいと思っているが、両親(グレゴリー・ペック、ジェーン・ワイマン)は、自分たちが食べるだけで精一杯だと許してくれない。

だが-------。
そして、少年は大人になる。生きること、現実の厳しさ、失うことの悲しみを知って----。

それにしても、少年の母親はちょっと厳しすぎるのではないだろうか。
夫と息子の全てを管理し、劇中、ほとんど笑わない。

キングダム 大将軍の帰還:P.N.「わらった」さんからの投稿

評価
★★★★★
投稿日
2024-07-16

※このクチコミはネタバレを含みます。 [クリックで本文表示]

★王騎将軍に目が釘付け。
いつも鷹揚な彼が、龐煖との闘いで、初めて見せた凄まじい憤怒の表情。
大きな山と山がぶつかり合うような衝撃。
打って変わって、最期のシーンでは、いつにも増して大きな広い心でみなを包み込む慈愛に満ちた眼差しに言葉。
「これぞ大将軍!」、と思わせてくれる佇まい。
神々しくさえある。  
信にかけた「馬鹿者」という言葉が温かく優しい。
今回の映画で一番好きなシーン。
王騎将軍、まだまだ観たい!
★信と、飛信隊。
その関係性が、熱い!
みんな素敵すぎる。
思わず、涙。
ラストのシーン、信が王騎将軍の死の後に、こんなことを言えるまでに大きく成長した(拍手)
観ている私も顔を上げなきゃ、という気になった。
★羌瘣の巫舞に見入る。
本当に舞を観ているように
軽やかで、しなやかで、美しい。
そして、強い!
羌瘣がいたから、飛信隊が全滅しなくて済んだんだろうね。
★王騎将軍の副官 騰、こんなに強かったんだ、って驚いた。
将軍からの最期の言葉を、必死に感情をこらえて受け留めるその姿に、こっちの方が泣きそう。

木枯し紋次郎「峠に哭いた甲州路」:P.N.「水口栄一」さんからの投稿

評価
★★★★★
投稿日
2024-07-15

この映画を観て、とても感動した。私は19才の時、ある出版社の文芸部門で受賞したことがある。その時の審査員が笹沢左保さんだった。それだけにこの映画はひじょうに興味深かったのだ。これはあまりにも面白くて、決して飽きさせない魅力があると思った。スクリーンに吸い込まれていく快感がたまらない。俳優陣も豪華で、演技も素晴らしい。最高のエンターテイメントと言うべきだろう。

最終更新日:2024-10-28 16:00:02

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