PERFECT DAYS:P.N.「pinewood」さんからの投稿
- 評価
- ★★★★★
- 投稿日
- 2024-02-22
又グッドな音楽と共に秘められた○×ゲームのユーモアのセンス等の監督ヴィム・ヴェンダース遊びごころも愉しめるんだなあ
又グッドな音楽と共に秘められた○×ゲームのユーモアのセンス等の監督ヴィム・ヴェンダース遊びごころも愉しめるんだなあ
私はこの映画を観て、感動した。これはあまりにも面白くて、決して飽きさせないからだ。お金と言えば、私は最近、川上未映子さんの黄色い家という小説を読んだ。600ページに及ぶ長編小説だが、私は何度も繰り返し読んでいる。お金の問題を通して、貧困についてしっかり考えさせてくれるからだ。私は川上未映子さんの大ファンでインスタグラムもフォローさせて頂いているが、素晴らしいと伝えると、川上未映子さんからいいねを頂いている。そんな小説を思い出しながら、この映画について考える時、ほんとにお金というものは奥が深いと思う。お金をキーワードとして様々なことを考えると人生が見えてくるものだ。やはり素晴らしい作品だと思う。
オカルト的で、尚且つ、カルト的作品。
個人的には、監督の前作品には興味がなかったのに、今回は、奇想天外さが、興味をそそりました。
七つの大罪を思わせるオカルト的でもあり、聖母マリアと重ね合わせ、強烈な母の愛をカルト的な手法で展開して行く作品。
玄人が絶賛する作品なので、玄人が、喜ぶポイントをおさえたのでしょう?
どんな作品にも、ポイント、ツボはありますが、こちらの監督作品は、個人的には、そのツボにははまりませんでしたが、七つの大罪をモチーフとしながら、オカルトとカルトを融合した作風は、面白かった。
ボーは、beau(日本語の坊やの語源だと思う)、ボーやは、ボー走し、ボー徒化する!?
ボー、ボウは、スマホ社会の人間心理を描いている様にも感じる。
常に、自分は悪くない、決断を他人任せにし、トラウマを抱えた被害者なんだ、けれど、他人を無意識に非難はする。今のスマホに取り付かれた人間の最後の審判の様にも感じられる。
実は、天の網は、正に、ウェブ上の網、誰も、その犯した七つの大罪の裁きから逃れられない。
※このクチコミはネタバレを含みます。 [クリックで本文表示]
なんとなく、想像してた感じでしてた。でも終盤では、涙があふれてきました。欲をいえば、最後のテロップの時にThe show Must Go on ♪がながれてくれたら、良かったのに
犯罪都市1よりさらにパワーアップ❗ 冒頭の登場シーンも、背中で分かるヒーロー感、ハンパない(笑) 犯人達が哀れになる位強すぎるワンパンチ。最早コリアン・ダークナイト。圧倒的なゆるがない正義~絶対負けない安心感。今回のヴィランは最狂だけど、モンスター級な主人公&強い絆のチーム&会長夫婦。登場人物も魅力的。ストーリー良し、アクション凄く、ラストはスカッと~マ・ドンソクの代表作。もうすぐ3Nowayも公開される⭐あぁ~あんなに強い人間に生まれたかった~❗
観る前から泣くことには備えていましたが、やはり泣いてしまいました。
それでも泣かせるだけではなく、社会でがん患者を取り巻くありとあらゆる理不尽や矛盾を詰め込んだ問題提起をホッコリとさせる場面でまとめることの繰り返しでスクリーンの中に引き込まれました。
テンポの速い展開から最後はハッピーエンドとはならないのは判っていてもハッピーエンドを願わずにいられないストーリー運びに心地よく振り回されてしまった。
現実には有り得ない展開でも無理なく観ることが出来たのは「ファンタジー」と言う形で観る側に現実社会を想像させる言葉には表せない「何か」がこの映画にはありました。
映画館では193席中十数席しか埋まらなかったけれど、もっと評価されるべき映画だと強く感じました。
この映画「大突撃」は、日米両軍が死闘を繰り広げた、ガダルカナルを舞台に、臆病者のケア・ダリー一等兵と、鬼軍曹ジャック・ウォーデンの反目を織り込み、極限状況におかれた最前線の小部隊のアクションを、リアリズムタッチで描いた作品だ。
「地上より永遠に」のジェームズ・ジョーンズのベストセラー小説をもとに、アンドリュー・マートン監督が、得意の戦闘場面にかなりの迫力で描いている。
先日テレビで伊丹十三氏の事を放送していて葬式を題材にした映画が当たるわけないと、いろんな映画会社に断られたので自分で制作したと言ってました。当時、立ち見が出る程超満員の映画館で観た記憶があります。40年前の作品ですが出演者も豪華でよく出来ていて、面白かったです。
この映画「さらば友よ」は、脇役俳優だったチャールズ・ブロンソンが、フランスに渡って、アラン・ドロンと競演し、人気を獲得したフィルム・ノワールの佳作だ。
二人が演じるのは、アルジェリアから帰還した、外人部隊の兵士。
二人はうまい話しに乗って、金庫破りを企てるが、陰謀に巻き込まれて、パリのビルの地下の金庫室に閉じ込められてしまう。
ドロンとブロンソン、ブロンソンと刑事といった、男対男の駆け引きが、この映画の見どころだ。
飲み物が満たされたグラスに入れられた、コインの数を競う賭けが、効果的に使われているのも面白い。
テロリストの一味が、1億ドルを運ぶ輸送機をハイジャック。
格闘の末に、ロッキー山中に散らばった、現金入りのトランクを回収するべく、山岳レスキュー隊員を人質にして道案内をさせる。
この一味を追うのが、シルベスター・スタローン演じる、元レスキュー隊員のゲイブ。
迷路のような雪山を舞台に、彼のサバイバルを賭けた闘いが始まる。
実際に人間を落下させ、後からCGで命綱を消したという、転落ショットは強烈だ。
命綱を頼りに、絶壁を走るなど、サーカス的なアクションシーンの連続で見せてくれる。
評判が良くないブライアン・デ・パルマ監督の1976年の映画「愛のメモリー」。
だけど、バーナード・ハーマンの白鳥の歌とも言うべき音楽が素晴らしい。
ジュヌヴィエーブ・ビュジョルドと悪役のジョン・リスゴーも素晴らしい。
それにしても、あろうことか、ハッピー・エンドで終わってしまうというのが、ブライアン・デ・パルマ監督の甘さが表れている。
💃ヴィム・ヴェンダース監督の最新作の映画PERFECT・DAYS,田中泯のホームレス役は天使の如き振る舞いなのでピナ・バウシュのコンテンポラリーダンスと通じ遭う
ジュリア・ロバーツは兄のエリックによく似た派手な濃い顔で、最初の頃は大味な感じがして、なぜそんなに人気があるのかわからなかった。
だけど、この「プリテイ・ウーマン」を見て、やっとわかった。
すばしこくて、生き生きとした魅力全開で、芝居もうまい。
この映画自体は、もろシンデレラ物語。
役者も、セリフも、衣裳などのディテールも良くて、すんなり楽しめる作品になっていると思う。
いやあ面白かった。これぞ大人の鑑賞に耐え得る作品だと思う。
さすがカーティス・ハンソン監督、こういう人情ものの機微はまずはずさない。
ここがツボという勘どころをきちんと押さえるために、こちらも笑ったり、ついうるうるしたりと、話を堪能しながらの2時間10分、あっという間だった。
どんなジャンルの作品を撮らせても、きちんと仕事をするカーティス・ハンソン監督って、職人という感じがする。
特にこういう原作つきをコンスタントにまとめる手腕は抜群だ。
「イン・ハー・シューズ」は、共にいい歳でありながら独り身の、時に反目しながらも、本当はお互いが気になって仕方がない姉妹を描くドラマなのだが、この作品がそれだけで収まらないのは、この二人の祖母エラの存在にあると思う。
シャーリー・マクレーンもトニ・コレットも予想通りのいいできだが、特にキャメロン・ディアスが、実は彼女はかなり表情の作り方がうまいことを証明していた。元教授からAプラスをもらった時の嬉しさを噛み締める表情なんてとても良かったと思う。
人体の中で一番奇怪な形状をしているのは耳だと思う。
この「ブルーベルベット」は、耳の迷宮に吸い込まれ、そこから、はい出ていくかのような仕組みになっているところが面白い。
話が強引すぎるとか、デニス・ホッパーのハサミのシャカシャカが少なすぎるとか、音楽がくどすぎるとか、いろいろ不満はあるのだが、それでも私はこの映画が好きだ。
何と言っても、イザベラ・ロッセリーニの醜悪スレスレに崩れた肉体が発散する濃密なデカダンスと、「幸せすぎて、あたし、コワイ」的な冒頭のシーンに酔わされた。
日本映画でこれほど理詰めに展開される作品も珍しいと思います。
夏樹静子さんの原作による劇中劇の登場人物にしろ、全ての人物やセリフがクロスワード・パズルのヒントのように、見事に配置されていて、映画が終わってパズルが完成されてみると、薬師丸ひろ子の女優開眼という全体図が、クッキリと浮かび上がってくるという寸法なんですね。
実際、この映画を見ていると、ドラマを楽しむことより、薬師丸ひろ子が現実の等身大の彼女から、女優という一オクターブ上がった存在へと変身するさまを見ることのほうが、よりスリリングですね。
そして、薬師丸ひろ子に背伸びをさせ、追い詰め、選択をさせ、ジャンプさせる脚本が、実にうまいと思います。
彼女を泳がせていると見せかけて、巧みに彼女を操っている澤井信一郎監督の演出も、実に見事だと思いますね。
この映画は、学校の創立記念日にチェーホフの「櫻の園」を上演することになっている、私立の女子高演劇部員たちの群像劇で、その特別な日の早朝から開幕までの2時間がリアルタイムに進行していきますね。
20数名の少女たち全員がオーディションで選ばれ、リハーサルに2カ月かけたそうですが、アンサンブル演技と集団から個への移行が絶妙で、部員の姉が差し入れたアイス・キャンディを全員が思い思いに食べるシーンなど惚れ惚れとしますね。
「櫻の園」の主役を演じる白鳥靖代と中島ひろ子の特別な友情や、つみきみほのひろ子への片思いなど、ドキドキするほど美しく、少女たちの世界をこれほど見事に虚構化した作品は、そんなになかったと思いますね。
本当にスリリングな作品でしたね。
この映画は一人の少年のいっぷう変わった青春物語でもあり、またアメリカという国そのものの、我が身を切りさいなむように切実な青春物語であると思います。
とにかく、今は亡きリバー・フェニックスが素晴らしい!!
「スタンド・バイ・ミー」「モスキート・コースト」でもそうでしたが、この少年俳優は、清冽な美貌もさることながら、子供のくせして妙に父性的な雰囲気が漂っているんですね。
幼いながら父親代わりをやってしまうような、けなげさと頼もしさがあるんですね。
彼と両親のスキンシップの描写が、実に繊細で豊かな味わいに満ちていますね。
彼は子供らしい心細さで両親の胸に顔をうずめるのですが、それがいつの間にか、彼のほうが両親をかばい、慰めているかのように見えるんですね。
とにかく、涙なしでは見られない作品でしたね。
この映画105分はあまりにも短いですね。3時間あってもいいくらいです。
どうして、たったの105分にまとめたのか、そのあたりを是非とも監督さんに聞いてみたいです。
これだけ長い物語をたった105分で伝えようとするなんて、どう考えても無理です。
ジュリエット・ビノシュのキャサリンは、私はあまりいいとは思いませんでした。迫力不足という感じです。
逆にレイフ・ファインズのヒースクリフは、とても良かったですね。ハマリ役です。
粗野な感じも、ナイーブな感じも、両方とも実にうまく演じていたと思います。
音楽を担当していたのは、なんと坂本龍一さんだったんですね。
荒涼とした画面にぴったりの音楽で、胸に響きました。
やっぱり映画の音楽は、重要なポイントだなと痛感しました。
こう言ってはなんなのですが、この映画にはすぎた音楽でしたね。
昔、NHKで「プロジェクトX」という人気番組があったが、その映画版のごとく、ある目的に向って不屈の男たちが、自分たちの夢と使命感で職務を果たそうとする姿は、やはり感動と尊敬の念を呼ぶものである。
この作品では、大自然の猛威にさらされながら危険を克服し、富士山頂に気象レーダーを設置するというものだが、高山病や天候の急変、資材運搬の困難さ、乱気流、大型台風の接近と、工事を疎外する状況が次々と襲ってきて、工事は困難を極める。
しかし、気象庁からは納期厳守を言い渡され、担当者たちは苦境に陥る。
それでもあきらめず事を成そうとする不屈の精神には頭が下がる。
36歳の石原裕次郎をはじめ、勝新太郎、渡哲也、芦田伸介、宇野重吉、山崎努など豪華キャストによる感動の一作だ。