- 評価
- ★★★★★
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- 2024-05-14
1920年代の末期のスペイン。16歳の孤児トリスターナは、没落貴族のドン・ロペに引き取られる。
ロペに弄ばれ、若い画家に恋し、やがてロペを死に追いやるトリスターナ。
女の哀しみが、憎悪、復讐へと変わってゆくさまは、冷ややかなトーンで描かれていく。
ロペには、無表情で接するトリスターナ。
カトリーヌ・ドヌーブの冷たいまでの美貌が、いっそう冴え、恐怖をあおる。
彼女が見る教会の鐘にぶら下がったロペの生首の夢が、悲しい宿命に憑かれたことを暗示する描写も強烈だ。
- 評価
- ★★★★☆
- 投稿日
- 2024-05-14
この映画「紅の拳銃」は、21歳の若さで事故死した、日本のジェームズ・ディーンこと赤木圭一郎の遺作。
殺し屋の教育係(垂水悟郎)が、若い男(赤木圭一郎)をスカウトし、一流の拳銃使いに育てて、犯罪組織に売り込む。
男はある組織のボスの暗殺を依頼され、複雑な対立に巻き込まれていく。
垂水が赤木に拳銃の使い方を教える講義は、銃の構造図も交えた本格的なもので、興味深いものがある。
また赤木が拳銃の腕前を披露するシーンでは、後の「ダーティハリー2」に出てくるような、動く標的を使用し、サスペンスを盛り上げている。
- 評価
- ★★★★★
- 投稿日
- 2024-05-14
🖼今朝のラジオ深夜便はアンコール私仕舞いの極意を作家帚木蓬生氏が語る。ラーゲリ画家香月泰男の一瞬の中の人生の名言も
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- ★★★★★
- 投稿日
- 2024-05-13
アマゾンプライムで見ましたが、たいへん素晴らしい出来でした、ハリウッドに自慢できる出来で感動しました…が、それはCGの事で、ここまで大人の感性を納得させるリアルな演出(特撮部分)、日本のスタッフの技術は素晴らしいですね。反して人間の演技が学芸会みたいにりきんだ大袈裟なセリフと動作や表情で全てが稚拙でした、リアル表現に重きを置くアメリカによくに恥ずかしくなく出せたなと感じました。監督は演技指導があまり得意ではないようですね。もうだらだらとした作戦会議のような場面は時代遅れでしょう!
- 評価
- ★★★★★
- 投稿日
- 2024-05-13
松竹映画なのに殺陣が東映剣会の清家一斗さんと会長清家三彦さん、同心役もほとんどが剣道、殺陣、格闘技経験者と言うガチメンバー揃いなので、殺陣のシーンがめちゃくちゃ説得力ある。これだけでも元取れる。
松本幸四郎さんの「日付盗賊改 長谷川平蔵!」とズバッと言い切るのが痺れます。
市川染五郎さん、桜屋敷の時はまだなんとなく映画に馴染んでない感があったけど、今回の「本所の銕」の表情が実に良いし殺陣も良かった。
そして吉俣良さんのテーマが素晴らしい。このシリーズにはこのテーマが最高に合うと思うし、映画館で聴くと鳥肌ものです。
- 評価
- ★★★★★
- 投稿日
- 2024-05-13
この映画の監督、いかれてます(誉めてます)~こんなラストにはならないでしょうけどこの映画の各場面は日常に起こってることです~しかし、ラストは強列すぎですよ(誉めてます)ラストの有る場面は、子供も大人も爺も婆も見たらいけないでしょう(子供虐待)です~濱口監督の悪は存在しないのラストも脳みそを遥か彼方に投げ出されましたが、この映画は~気つかない近くに帰って来れないダ-クサイドがあり、そこに置き去りにされる感覚です(誉めてます)~鑑賞要注意映画です(誉めてます)!
- 評価
- ★★★★★
- 投稿日
- 2024-05-13
前作シリーズのシ-ザ-が亡くなり~300年後、シ―ザ―が物語になり伝説へ、そして宗教に~シ―ザ―教を捻じ曲げ王国作ろうとするプロキシマス~武器と言う進化を得ようとする~ノアの仲間とメイ(人間)の活躍により敗れ去る~しかし~メイが持ち帰ったもので地下に細々と暮らす人間が復権を目指す~自作は、猿ⅤS人間だ~前シリーズで猿と人間の間で板挟みになり苦労し神のごとく成長するシ―ザ―の物語でしたが、今回のシリーズでは、ノアが地獄の苦労をしながら成長していく物語か~歴史は繰り返す!
- 評価
- ★★★★☆
- 投稿日
- 2024-05-13
※このクチコミはネタバレを含みます。 [クリックで本文表示]
原作ファン&作者の他作品も知っている人なら余計に面白く感じると思うが初めて鑑賞する人には敷居が高い作品。相変わらずのツッコミ要素は多々ある(高校生が真剣を使って闘う、しかも飛行機の上で!落下した平次を間一髪助けるキッドだがもう一度飛行機の上に、、、決着をつける為とはいえ?)
どうやったらハラハラの演出ができるかのみを考えているシナリオが微妙だけど娯楽作品としては及第点。平次と和葉の告白シーンも結局いつも通りのオチになった。本当のラストシーンでキッドの父親が出てきたということでコレからの展開としてコナン、キッドメインのストーリーも楽しみが増えた。鬼丸というYAIBAのキャラクターまで出てきたのにはびっくりした。青子がツノのない蘭にしか見えないのが気になった
- 評価
- ★★★☆☆
- 投稿日
- 2024-05-13
1人の女性が男性を想う熱量がハンパ無い作品。
本年度ベスト級。
見上愛さん、初の主演作!!
楽しみにしていたけど自分にはハマらずに残念。
でも初主演と言う事で0.5を加点。
彼女の熱量ある演技と笑顔がとても良かったけど、涙を流すシーンが予想外に素晴らしかった!
彼女が演じる長谷部りの。
両想いになるとその男性が消えてしまう謎展開の連続。
大学生の時に出会った甲野。
ちょっとした障害がある設定。
この2つの設定で進むんだけど、ストーリーに無理があった感じ。
後半で謎だった部分が回収されるけどその理由も強引だった感じ。
予想外な収穫は見上愛さんのギター演奏。
荒削りだけどパワフルなギターは素晴らしかった。
東海道新幹線の平塚付近で車窓から見えるカラフルな住宅街も登場。
映画で初めて見るシーンかも。
見上愛さんの日替わりで色んな服装が見られたのは良かった!
ラストはハッピーエンドなんだけど泣けるシーンも無く満足度は高くは無かった感じ。
それにしても甲野の実家ってどんだけ田舎なのか?
気になります( ´∀`)
- 評価
- ★★★★☆
- 投稿日
- 2024-05-13
※このクチコミはネタバレを含みます。 [クリックで本文表示]
単なるエンタメ映画と思いきや、ラスト3分でこれからの壮絶なドラマが始まる感じを臭わす作品。
本年度ベスト!!
出だしから着地点が見えず(笑)
何が目的なのかも不明。
終わってみれば本作は女性のノブァが主人公だった感じ。
ノブァが過去に人間が作った軍事施設を無力化させる事と通信に必要なチップを入手するミッションみたいな感じ。
その為、チンパンジーのノアと接触して軍事施設に向かうと感じた。
映像も美しくも迫力があり素晴らしかった。
過去作に登場したシーザーの名前にテンション上がる。
もう一度、過去の作品が観たくなる。
川に流されたオランウータンがその後どうなったのか?
気になります( ´∀`)
- 評価
- ★★★☆☆
- 投稿日
- 2024-05-13
結構笑えるSFコメディー映画。
本年度ベスト級。
まさかのフランス映画だった(笑)
B級臭はするもののメッセージ性のある内容に加え予想外に泣けるシーンもあって満足度はソコソコ。
2555年に地球が滅亡する危機を未来からタイムリープにより現代で行おうとする事を食い止めようとするストーリー。
ある事業を立ち上げようとする父に反対する娘のアリス。
未来からタイルリープして地球の滅亡を食い止めようとする仲間。
未来を変えないように見張る時空警察。
これらの登場人物をそれぞれの立場で描いた作品って感じ。
出だしの掴みのシーンが最高!!
どっちのスイッチを押せば良いのかでの時空を越えた壮絶な展開に笑える(爆)
父と娘のアリスの親子愛も良かった。
アリスが未来を変えようとする行動に涙が出るものの泣いた直後に後悔する(笑)
予想外な迫力ある映像も良かったけど、低予算なのか登場人物が少な過ぎた感じは否めませんでした( ´∀`)
- 評価
- ★★★★☆
- 投稿日
- 2024-05-13
最初は、かなり、ロシア風な物語で、オーバーで、なんだかイライラする展開です。
ただ、ここは、持ちこたえポイントで、ラストに向けての演出と捉えれば、納得。
最後は、スッキリします。
その最後の展開に納得なのですが、更に、以外な結末が、待っています。
まあ、退屈せず鑑賞してたら何となく気が付くようにはなっています。
サスペンス、ミステリー、スリラーと言うくくりに、ある愛の物語と加えたいと思います。
ちょっと独特で、退屈で、イライラポイントも、ラストへの楽しみポイント位で鑑賞をおすすめします。
公然の事実ですが、広告は刷り込みですが、スマホ人間が、だいたい同じ思考パターンにはまるのも、刷り込みに気が付いていないのかも知れません?
- 評価
- ★★★★★
- 投稿日
- 2024-05-13
🎤主題歌落日は本篇主演の小林旭で作曲は北原じゅん作品ーNHKラジオ深夜便より
- 評価
- ★★★★★
- 投稿日
- 2024-05-13
🎤また作曲・家北原じゅんの昭和流行歌・演歌シリーズはサブちゃんの兄弟仁義
- 評価
- ★★★★★
- 投稿日
- 2024-05-13
今朝NHKラジオ深夜便・作家で綴る流行歌,北原じゅん特集,其処で流れた唄が本タイトル名のもの,主演の西郷輝彦が歌う
- 評価
- ★★★★★
- 投稿日
- 2024-05-13
NHKラジオ深夜便の朗読のコーナーで本篇原作の芥川竜之介著・藪の中が取り上げられた~。多視点な法廷劇の証言者の説話のスタイルが其のロジックと共に世界の興味を惹いた理由で在る。異国情趣の衣裳美と
- 評価
- ★★★★☆
- 投稿日
- 2024-05-12
この映画「アパッチ」は、実在したアパッチ族の勇者マサイの武勇伝を描いた作品で、「北国の帝王」「ロンゲスト・ヤード」など、骨太なアクション映画を得意とするロバート・アルドリッチ監督がメガホンを取った作品です。
どこまでが本当で、どこまでが作り話かという、虚実織り交ぜて、ロバート・アルドリッチ監督は、抜け目なくペーソスも織り込みながら、マサイを稀に見る英雄として描き、敵ながらあっぱれな奴と褒めたたえているのです。
そして、この映画の終盤で、隠れ家を騎兵隊に包囲されたマサイは、ナイフ一本で騎兵隊と戦おうとするのですが、その時、我が子の誕生を知り、その新しい生命のために、マサイが平和を受け入れようと決心するラスト・シーンは、この映画のハイライトと言ってもいいと思います。
このように、インディアンを主人公に据えてはいますが、人種問題を提起したわけではなく、あくまでも、"白人の立場"から描いた"インディアンへの同情映画"にすぎなかったと思います。
- 評価
- ★★★★☆
- 投稿日
- 2024-05-12
このスパイ小説の第一人者ジョン・ル・カレの原作「鏡の国の戦争」は、ル・カレの小説でお馴染みのメイン・キャラクターのジョージ・スマイリーのライバルである陸軍内の謀略機関による謀略と失敗を描いた小説で、スマイリー・シリーズの一編とも言えます。
しかし、この映画版では、そうした対立の図式は描かずに、東側の新型ミサイルの写真を手に入れるために、英国の諜報部が一般人をにわかスパイに仕立て上げ、彼に東ドイツに潜入させるというシンプルな潜入物語になっています。
だから、スマイリーも最後まで登場せず、ラストシーンの直前にそれらしき諜報部員が出てくるのだが(原作ではこの人物がスマイリーで、陸軍の失敗を収拾するために乗り出してきたのだ)、直後に映画は終わりを告げます。
諜報組織の競い合いやスマイリーをねぐった構成は、ジョン・ル・カレのスパイ小説を愛する者としては、やや物足りない。
クリストファー・ジョーンズが演じていたり、若き日のアンソニー・ホプキンスの熱演が観られたり、名優ラルフ・リチャードソンの風格漂う演技にも接することができる。
- 評価
- ★★★☆☆
- 投稿日
- 2024-05-12
核戦争のために全滅状態のアメリカが舞台で、地球の自転軸もずれてしまう。
アリゾナの砂漠の空軍基地にいて、生き残ったジャン=マイケル・ヴィンセントやジョージ・ペパードらが特製の重戦車ランドマスターに乗って、電波が発進されているニューヨークへ行くことになる。
この冒険の旅の中でビリー少年(ジャッキー・アール・ヘイリー)とショーガールのジャニス(ドミニク・サンダ)を拾ったり、ゴキブリの大群に襲われたりと様々なトラブルに見舞われながらも、何とか目的地に辿り着く。
若い軍人、中年の軍人、黒人兵士、そして若い女性に少年というメンバーは、それぞれキャラクターの違う人物を集めましたという底意がみえみえで興をそいでしまう。
しかも、登場人物のキャラクターはまるで掘り下げてなく、いつもなら必ずある色模様すらない。
この映画の冒頭で、巨大なさそりが襲いかかるシーンで、そのさそりが模型というのが歴然としていて白けてしまうが、以後、猛烈な竜巻、巨大なゴキブリ、大洪水といった怪異現象を、子供だましめいた稚拙なSFXで処理しているのにも呆れてしまう。
- 評価
- ★★★☆☆
- 投稿日
- 2024-05-12
この映画「CASSHERN」は、昔懐かしいアニメの「新造人間キャシャーン」の実写版ということなのだが、この映画は、設定だけを借りた別物として観た方がいいと思う。
世界観を大胆に変え、メッセージ性の強い作品になっていると思う。
監督・脚本は、紀里谷和明。雑誌写真、ミュージックビデオなどを手掛け、この作品が初監督作だ。
CGなどで徹底的に作り込んだ映像は、ほとんどアニメのようで、リアリティーはほとんどない。
ダークでアジア的なデザインは「ブレードランナー」や「攻殻機動隊」を思わせて、残念ながら新鮮さは、あまり感じられなかった。
しかし、そういう非現実的な映像をバックに、苦悩する登場人物たちは「ハムレット」や「リア王」といったシェークスピア劇のようで、唐沢寿明や寺尾聡らの演技が引き立って見えるのが面白い。
そして、最後に浮かび上がるのは、昨今の世界情勢を反映したような、憎しみの連鎖をどう断ち切ればよいのかというテーマ。
伝えたいことは分かるだけに、脚本がこなれて、すっきりしていれば、もっとメッセージが生きたのではないかと思えて、惜しい気がする。