658km、陽子の旅 感想・レビュー 2件

ろっぴゃくごじゅうはちきろめーとるようこのたび

総合評価4点、「658km、陽子の旅」を見た方の感想・レビュー情報です。投稿はこちらから受け付けております。

P.N.「ige」さんからの投稿

評価
★★★☆☆
投稿日
2023-08-16

コミュ障の女性が658㎞の旅で自分の殻を破って行く感じの邦画。
本年度ベスト級。

菊地凛子さん目当て。
そんなに思い入れのある女優さんでは無いけど彼女の演技に引き込まれた。

コミュ障で人に会うことを避けながら生活している42才の陽子。
ある理由で断絶していた父が他界。親戚の車で青森まで葬儀に向かうストーリー。

スマホも壊れ僅なお金しか持っていない陽子。
高速道路のサービスエリアで親戚とはぐれヒッチハイクで青森まで向かう展開。

コミュ障の陽子が他人にヒッチハイクを頼む事が難しい中、色んな人に出会い助けられ青森まで向かうロードムービー。

良い人ばかりではなく悪い人もいる中、終盤で陽子が自分の殻を破って行く感じに引き込まれる。
感謝の気持ちを言葉では無く握手するシーンが印象的。
今まで喋る事もままならない陽子が全てを吐き出す様に喋る姿に泣ける。

ヒッチハイカー役の小松菜奈さん似の見上愛さんが可愛くて印象に残る。

スマホ等の位置情報も無いのに目的地まで辿り着いたのは凄いと思いました( ´∀`)

P.N.「誰も自分からは逃げれない。」さんからの投稿

評価
★★★★★
投稿日
2023-08-02

関心は薄かったのですが、中国で受賞し、何が心に響いたのか興味が湧きました。

作品は、自分と向き合う時が訪れた、主人公の女性。

今まで、逃げてきた肝心の課題に向き合わざるお得ない。

世の中には、逃げて逃げて、知らないふりをしている人々が多いと思いますが、主人公の女性のように、どうにもならない状況下で、自分が逃げてきた課題に向き合う場面が必ず訪れる。

恐らく、ネット時代のあるあるで、ネット社会で発展して来た中国。楽して生きる生活で失ったモノ、引きこもり、何か、大切なモノを忘れてしまった人間への行き着く場所、その共感と反省が、興味関心を引いたのでしょう?

逃げて逃げて、何時かは、自分と対峙しなければならない、その時、あなたは、どうするでしょう?

主人公の女性の設定は、仕事や家庭様々な物事に当てはめて考える事ができると思います。

この作品に気付きを得るか?

はたまた、そんなことは知らないよと後回しにして、手遅れになるかは?

あなた次第。

多くのニュースが、物語っていても、対岸の火事と知らないふりをする人々ですか?

最終更新日:2024-03-22 14:16:10

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