アフター・ヤン 作品情報

あふたーやん

アフター・ヤンのイメージ画像1

“テクノ”と呼ばれる人型ロボットが、一般家庭にまで普及した未来世界。茶葉の販売店を営むジェイク、妻のカイラ、中国系の幼い養女ミカは、慎ましくも幸せな日々を送っていた。しかしロボットのヤンが突然の故障で動かなくなり、ヤンを本当の兄のように慕っていたミカはふさぎ込んでしまう。修理の手段を模索するジェイクは、ヤンの体内に一日ごとに数秒間の動画を撮影できる特殊なパーツが組み込まれていることを発見。そのメモリバンクに保存された映像には、ジェイクの家族に向けられたヤンの温かな眼差し、そしてヤンがめぐり合った素性不明の若い女性の姿が記録されていた……。

「アフター・ヤン」の解説

AIロボットが家族として溶け込んでいる近未来を舞台に、故障したロボットのヤンが体内に撮りためた記録映像をたどりながら、家族との愛情の軌跡をひもとくSF映画の意匠を凝らしたヒューマン・ドラマ。小津安二郎を信奉し、小津と組んだ脚本家・野田高梧に因んでコゴナダと名乗る新進監督の長編第2弾。A24製作、阪本龍一がオリジナル・テーマ曲を担当した。残された映像を手がかりにヤンのミステリアスな過去をたどっていく主人公ジェイクに扮するのは、「THE BATMAN-ザ・バットマン-」のコリン・ファレル。妻のカイラに「ウィズアウト・リモース」のジョディ・ターナー=スミス、ヤンをドラマ『アンブレラ・アカデミー』のジャスティン・H・ミン、ヤンを兄と慕うミカに、本作が映画デビューとなる、マレア・エマ・チャンドラウィジャヤ。そして、監督のデビュー作「コロンバス」で主演を務めたヘイリー・ルー・リチャードソンが物語の鍵を握る謎めいた女性を演じた。ヤンの体内に残された映像には何が映っているのか。そこに刻まれたヤンの記録/記憶は、いったい何を物語るのか。そしてAIに感情は宿るのか。幾多のミステリーを提示しながら、人間とロボットの関係性について観る者に問いかける。

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公開日・キャスト、その他基本情報

公開日 2022年10月21日
キャスト 監督コゴナダ
原作アレクサンダー・ワインスタイン
出演コリン・ファレル ジョディ・ターナー=スミス ジャスティン・H・ミン マレア・エマ・チャンドラウィジャヤ ヘイリー・ルー・リチャードソン
配給 キノフィルムズ(提供:木下グループ)
制作国 アメリカ(2021)
上映時間 96分
公式サイト https://www.after-yang.jp/

(C) 2021 Future Autumn LLC. All rights reserved.

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予告編動画

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ユーザーレビュー

総合評価:4点★★★★、2件の投稿があります。

P.N.「蝶は調和の中に甦り~ヤンの愛の作用~」さんからの投稿

評価
★★★★
投稿日
2022-10-26

死は、新たな生まれ変わりだろうか?

無があるから、有がある。

死があるから、生がある。

別れは、悲しいけれど、新たな出会いがある。

異質な物事をなかなか受け入られないフリーズ状態の人間そのものの象徴の男性。

変化をあるがまま受け入れながら生きる象徴の女性。

異質な状態に戸惑う女の子。

AIに愛はあるのか?

AIにさえ愛を注ぐ存在、その記憶が、時を超えて、改めて、愛することとは教えてくれる。

メモリーに残された愛の記憶が、新たな場所で、愛の蝶として、生まれ変わりる。

アフター・ヤン
ヤンの及ぼす愛の作用

シンプルで想像力を必要とされる作品。情報の波に呑まれる現代人、静かに、命の甦り、そこに、記憶に注がれた愛の甦りを体験してみてはいかがでしょうか?

最終更新日:2023-09-15 02:00:10

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