竜とそばかすの姫 感想・レビュー 3/3ページ 52件

りゅうとそばかすのひめ

P.N.「落花生」さんからの投稿

評価
★★★★★
投稿日
2021-08-01

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監督もインタビューで「美女と野獣」へのリスペクトを語っていたが、この映画にとってそれは緑と黒のギザギザ模様が奇抜な、西瓜の皮にすぎない。一般人の感覚では美女と野獣にBelleの歌唱を合わせたミュージカルのように見えるだろう。だが物語の本質は血のように真っ赤な果肉だ。育児放棄やシングル親による虐待といった社会問題だけではなく、被害者や弱者に耳を傾ける事の無い、ネット上の「正義」にも焦点を当てている。悪ならば晒しても良い、正義の名のもとのアンベイル、ベールを剥ぐという凶行をストーリーで密かに表現していたのは素晴らしかった。また美女と野獣シーンでは、キスではなく頬擦りによってBelleに対して恋人の愛ではなく母性愛を感じているのは流石、細田守監督といったところ。サマーウォーズのような後日譚は無かったので明確なオチを期待する、想像力が少ない人には不満が残るかもしれない。

P.N.「yuu」さんからの投稿

評価
★★☆☆☆
投稿日
2021-07-27

歌と映像すばらしかったです!
ベルの歌声に鳥肌が立ちました。
人は圧倒的なものを目の当たりにすると、ただただ唖然としてしまうものなのですね。

本当に残念だったのは現実世界の話。なんだこれ?
これでもかと社会問題を絡めなくても良かった。くどく感じた。
主人公が歌えなくなった理由は単純に大切な人を亡くしたからじゃダメだったのだろうか。

P.N.「甘えん坊将軍」さんからの投稿

評価
★★★★★
投稿日
2021-07-26

おおかみこどもで飛ばしたホームラン以降バケモノとミライで二打席連続三振だった細田守監督(あくまで個人の感想です)
固唾を飲んで観に行った竜とそばかすの姫
初球を思い切り振り抜いた打球は見事に快音とともに場外へと消えていきました
内容は仮想現実で繰り広げられる美女と野獣の世界で細田監督もこのディズニーの名作を意識しています
しかし現実世界でのヒロインはポンコツ、とここまではわりとよくある設定
実際、奇をてらわず本当に基本に忠実なストーリー
話のスケールはサマーウォーズと比較してむしろスケールダウンしています
しかし、それを補って余りあるベルの歌唱シーンやUの世界や高知県伊野集落の美術
この映画、ジャンル的には完全にミュージカルです
ディズニー好きな方にもオススメ
終盤、ヒロインが高知から東京に向かうバスの中で回想するお父さんの言葉がこの映画の全てだと思いますよ
いやぁしかし、クリエイターとして尖っていた頃の細田守が帰ってきてくれました
感動しました、この夏イチバンのオススメです

P.N.「パンフレット収集家」さんからの投稿

評価
★★★★★
投稿日
2021-07-24

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細田守の映画共通するテーマ「繋がり」が心地良い映画だった。
カンヌでアニメーション部門ではなく、一般のコンディション部門に選出されたのは納得出来る。
仮想現実から現実世界への問題、母を亡くして人前で歌えなくなったことや父と娘の葛藤、厳格すぎる父親からの暴力、僻みや妬みからネット炎上、正義と力を取り違えた考え方等に立ち向かって行く勇気を、細田守憧れだった「美女と野獣」に乗せながら、淡い高校時代の恋愛を織り交ぜ、歌で盛り上がる手法は中々面白かった。
強いて言えば、色々入れて欲張りすぎたのが玉に瑕かな?正義の集団が黙ってるのか?竜はUの世界で受け入れられるのか?スッキリ解決出来なくて、喉元に魚の小骨が刺さった感が否めない。
まぁ、映画だからとスルーしても、細田守の最高傑作には間違いない!

P.N.「やん」さんからの投稿

評価
★★★★
投稿日
2021-07-24

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まず、歌がすごかった。歌よ、が始まってから、涙が止まらなかった。一緒に見に行った息子は鳥肌が立ったと言っていた。監督の、ネットの在り方への問題提起をどう考えて作られたかを考えながら見た。現実の問題とリンクしながらも、美女と野獣のようなファンタジーの展開ありで面白かった。ただ細かいつっこみされてるのは確かにそうだと思う。アンベイルされたあとすずはどうなったのか、虐待を受けたあの子たちはどうなったのか、疑問。
だけど、Uの世界だからこそ本当の自分を出せたすず、歌うことを取り戻せたこと、現実世界でも一歩踏み出せたこと、そして、そこにはいつもお母さんとの絆であった歌があって、歌の力に励まされ助けられて物語が展開していくのは、見ていてとても心が震えました。
歌の力を感じるには、映画館で見るのが一番かと思います。

P.N.「通りすがりのおじさん」さんからの投稿

評価
★★☆☆☆
投稿日
2021-07-21

はじめからキャッチーな音楽と繰り出される映像美は目を瞠る物もあるが、肝心要の物語がスカスカである。
細田氏の描く美女と野獣の物語はSNS時代への皮肉と、センシティブなものをふんだんに取り扱っては居るが、最後に主人公がたどり着いた答えの後日談は視聴者には語られない。
とある人物がその後にどうなったのかは、こちらで想像するしかなく非常にモヤッとしたエンドロールとなる。

もし続編『2』の構想があるのなら、登場人物たちの、その後の後日談が語られると嬉しく思う。

この映画は長ーい『U』と『歌よ』のミュージックビデオ、もしくはミュージカルと言ってくれたなら、しっくりハマる。

最後に、今作品は歌と映像を観るモノと割り切ると楽しめる。
そして細田氏は脚本を出せる『相方』が必要だと思った。

P.N.「UしなわれつつあるUのUNIVERSE」さんからの投稿

評価
★★★★
投稿日
2021-07-20

U-tubeの形の月が照らすUの世界。

キャラクターとして仮想空間に存在する自律システム上のas。

記憶の中の世界は、未知の世界のようで、過去の造形の世界。

人々は、システム管理下での自由を楽しむ。

かつて、失われた文明の世界に入り込むかのように、ネット・サーフィンの巨大な捕鯨。

『超時空要塞マクロス』以来の実力シンガーの声優起用、リン・ミンメイバリの歌姫。

鈴は、正しく、『美女と野獣』のベルのファンタジーの仮想空間へ。

Uは、union

Uは、universe

Uは、unknown
何故、母は、自らをなげうって、私を置いてきぼりにしたのだろう…。

Uの世界は、突き詰めれば、限定であり、真実の愛を知る手段でしかない。

UにU(YOU)の世界を見失い、閉じ込められた世界から、愛と言うunknownの世界へ触れる作品。

P.N.「ige」さんからの投稿

評価
★★★★
投稿日
2021-07-19

ストーリーには多少の無理はあるものの、美しい映像と音楽で楽しく鑑賞出来た!

現実を生きる高校生のすず。母親の事故死により歌も歌えず控えめな性格に。
SNSの仮想空間で歌った曲で世界中にファンが出来たんだけど、そのネット上の悪者とふとした事から仲良くなり、実際にその人に会いに行く展開に。

物事が上手く進み過ぎた感はあるけど、現実とネット上でのすずの相反する性格が、少しずつ無くなって行く感じが良かった。

何より作品で流れる曲が自分好みでとても良い。
音響の良いスクリーンで観れたので、前後左右から音楽に包まれてメッチャ満足度が高くなった♪
その音楽が映像とマッチした感じでそこだけでも観る価値のあった作品の印象。

本作で流れる歌は中村佳穂さんと言う方が歌ってるんだけど、すずの声も担当。とても良かった。
他のキャラも声優さんでは無くほぼ役者さんがやってたのも良かった。
最近注目の歌手。幾田りらさんの声もやっぱり良かった(笑)

自宅近くの多摩川駅周辺が出て来たのも身近に感じられてとても良かったです( ´∀`)

P.N.「あ」さんからの投稿

評価
★★☆☆☆
投稿日
2021-07-18

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またサマーウォーズみたいなワクワクする世界観が見られるんだと思ったが、そうではなかった。
仮想世界と現実世界、二つの世界を描写する必要あったのかなと感じた。
演出や映像、曲は素晴らしく綺麗。
CMとかでも見られる、Bellが歌ってるシーンは見ていて鳥肌がたちました。
しかし、肝心のストーリーがまとまってなさすぎ。
「美女と野獣」「サマーウォーズ」「時をかける少女」の表面だけを詰め込んで、なんちゃって感動系にした感じ。
監督の頭の中の妄想で自己完結しちゃってるのかな、と思いました。
久しぶりにポップコーンとチュロスを食べれたのと、映像・曲が良かった分の星だけつけておきます。
退屈な時間でした。

P.N.「もんきー」さんからの投稿

評価
★★★★★
投稿日
2021-07-17

初日夜 新宿東宝 IMAXシアターは 満員で わたしは 今日の日を 待ちわびていた。 色鮮やかに 幕は開き ビッグスクリーンへと 吸い込まれて行く。 素晴らしく そして 緻密に描かれた 世界感。 U は 美しかった。
また U を 旅してみたいなあ。
あと… 四万十川の… 描写 ホンモノすぎて リアルすぎて 
え~って ビックリした。
見る人が見ると 謎や 伏線や   
不思議?! 多いだろう作品。

P.N.「ところてん」さんからの投稿

評価
☆☆☆☆
投稿日
2021-07-17

音楽は良かったです。
話は正直つまらなかった。
色々無理のある設定だな、と。

P.N.「普通の主婦」さんからの投稿

評価
★★☆☆☆
投稿日
2021-07-16

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『竜とそばかすの姫』
歌も映像も好きだった。けどストーリーが残念。後半が強引だし、回収しないまま終わったし、登場人物がバラバラでストーリーの大筋とは関係なくただいるという印象。不完全燃焼さが拭えない。
だいたい、キレてる大人が女子高生に睨まれたくらいで知り引きずって逃げるとかありえない。主人公は結局、東京に行って何もしてない。行って帰ってきただけ。

最終更新日:2024-04-30 18:13:26

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