P.N.「ゆな」さんからの投稿
- 評価
- ★★☆☆☆
- 投稿日
- 2020-02-15
前半は面白くて、スピードのある映画だと思いましたが、後半が目をつむる位めちゃめちゃ怖かったです。
ぱらさいとはんちかのかぞく
前半は面白くて、スピードのある映画だと思いましたが、後半が目をつむる位めちゃめちゃ怖かったです。
心理的な高低、経済的な高低、地理的建築的構造による視覚的高低に心を揺さぶられた。そして臭い。しないはずの臭いが主人公の感情とともにスクリーンから漂ってくるような体験だった。
ポンジュノだもん、そりゃ、良くできてるさ。。。でも、この人の映画って精密に作られてはいるけど、人が集まらない立派な建築物みたいに思えてしまうんだよなぁ。。。
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格差社会を風刺したブラック・コメディという印象を前半に与えておいて、それを気持ちよく裏切ってきます。一つの作品でこんなにもがらりと雰囲気を違和感なく変えるものはそうないのでは。とある場面では「これはホラーなのか」と映像から恐怖を覚えました。しかし終わってみるとホラーと単純に一言では済ませられないし、小難しくないけど気軽にわかりやすいとも言い難い不思議な作品だったと思います。
ある程度韓国の社会問題について知っておくと間違いなく楽しめますが、知らなくても物語から目を離せないくらい脚本に魅力があります。個人的には貧富の差をテーマとしているのに説教臭くなく、押し付けがましくなく、受け手に委ねる描き方が素晴らしいと思いました。誰も正しくなく、間違ってもいないという視点が貫かれていて唸りました。
演技も皆自然で、とある場面でのソン・ガンホの無言の演技は素晴らしかったです。また、もうたくさん語られているとは思いますが、匂いや雨といったものを一緒に体感したようで体力をごっそり持って行かれます。脚本・演技・美術…トータルでいい映画でした。
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半地下の生活から脱却できる寸前で全てを失い、永久に外に出られない本当の地下に逃げ込まざるを得なくなる、と云う皮肉な人生を描いた作品。
これをアカデミー即ちハリウッドが認める時代が来たのか。
日本人も評価を変えるかな。
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いただけない。ため息しか出ない。ウソが当然の国とよくわかる。信用できない。人殺し親父。許せない。自分が臭くて迷惑なのに。普通に可愛がってくれた雇主だぜ。愛妻家で子供可愛がる普通に優しい人を殺すほど? そのプチ怒りは正しいの? なんで逃げるの? なんで助けるの? 罪の意識があった娘の方は殺したのはなんで? 親友も平気で裏切った息子も。最後は金ってオチ? なんの意味があるの? モヤモヤ、スッキリしない。
何故か評価が高くて首をかしげる。サクラが大勢いるのかな。映画館で見るほどの内容ではない。
とてつもない。
色んなジャンルてんこ盛りだけど、そのバランスが絶妙。笑って、怖くなって、胸にドスンときて、心を乱される。そんな素晴らしい映画体験でした。
すごい映画。
「万引き家族」「ジョーカー」を観た時の様な衝撃。
貧しさ故の悲しみで、泣けた。
登場人物が、皆個性的で演技力が素晴らしい。
眠くならなかったから面白かったと思うが所々の日本叩き❓みたいな箇所は笑うところかどうなのと真顔になってしまった。犬に日本製の蟹かまぼこってどういうつもりと少し風刺が過ぎるのでは?と思ってしまいました。
アカデミー狙うほどの作品ではないと思います。
上がり下がりが急で展開が早くて楽しめるとは思いました。
これはつまらない
お金と時間のムダ
やっぱハリウッドしかない
R12指定でいいのんか?
核心を突いた煽情的セックスシーンと
彼の国特有の残虐な殺戮シーンを含む
グエムルからランクアップ
ただ随所に丁寧さに欠けるのが興を削いで残念
例えば臭いの扱い
画面から伝わる臭いに対して演者が無関心、無反応
見るものに余計な疑問、違和感を抱かせて残念
またテーマとしての臭気の扱いも唐突で雑
単独もしくは気まずくない人と見とくべき映画
期待外れ。
ところどころに鋏んでくるアメリカ上げ、日本下げがまた尚腹が立った。
4回目です。韓国で3回観て、4回目の今回は日本語字幕付きだったので、訳をチェックしながら観たという感じです。
韓国でも映画関係者の評価は高いですが、一般の人は好き嫌いが分かれています。私は完全にはまりました。
ブラックユーモアがわかる人には最高に楽しめる作品だと思います。私は2019年の韓国映画の中で一番楽しめた作品です。韓国でレアな用語も結構出てくるので、韓国文化を知っている人には、そんな楽しみ方もあるのではないでしょうか。字幕に関しては、ジャージャーラーメン(チャッパグリ)は、ちょっと長いかなと感じました。もう少し韓国語の軽快なリズム感がほしかったかなという印象です。
高評価だったか、期待しすぎてガッカリしてしまった。要らない描写があると思う、後半がダラダラ長い。正直あまり面白いとは思えなかった。
全く救いのない映画で、素晴らしいです。賛否はありますが、私はとても面白かった!
途中、北の方のモノマネ部分が大爆笑でした。笑ってはいけないシュールな場面なのに思わず。
映画館でもあちこちで笑い声がしてました。
ここまでの貧富の差もなかなかだし、それをよりリアルに表している役者さんも素晴らしい。
もう一度見に行くと思います。
ふと、すぐに、『万引き家族』が頭をよぎりました。
ハリウッド映画や欧米映画がで良くある豪邸が舞台のサスペンス風にちょっと韓国風と言うよりも欧米化へ流れる。
コメディなので、それを前提に鑑賞すると
水石景石が
貧乏家族に投じられた。
日本の寺院の庭園風な庭を眺める豪邸。
そこはまるで、苔寺。
転がる石(意志)には苔は生えない。
枯山水の如く、投じられた、捨て石は、無意味なようで、この作品のキーポイントととなる。
IT関連で成長して来た韓国だが、その象徴を殺めるほどに、人間として、どう生きるかを考え直さないといけない時期に来ているのでしょう。
一石を投じるブラックコメディ。まっとうに生きよう!
良くできていたけど、時間を忘れるほどではなかった。
関係者に評価が高いのはわかる気もするが、もう少し、超える何かが!?
はっきり言ってドラマの方が百倍面白い!
イロンマスクがわざわざ最高の映画だとtwitterで言ってたので、気になって見てみた。
やたら芸術系監督達が絶賛してたので、芸術映画を期待していたが、ハリウッドブロックバスタークラスの迫力、ストーリー展開、音楽も素晴らしい、とにかくあっという間に映画が終わってしまうので、2度目は他の友達を誘って見に行った。
アカデミー賞クラスかどうかは分からないが、とにかく面白い!
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貧困が知らず知らずに染み付いて、身体に、纏う空気に染み込んでいる。そういったことに否応なく気づかされたことが人としての尊厳を傷つけることになり、最後に我を忘れ悲劇につきすすんでしまうのがかわいそうでした。