銃 作品情報
じゅう
雨の夜、大学生の西川トオル(村上虹郎)は、河原でひとりの男の死体と共に放置されていた拳銃を拾い、自宅アパートに持ち帰る。銃を手に入れたトオルは、大学生活の心的様相も変わっていく。トオルは、悪友のケイスケ(岡山天音)に誘われた合コンで出逢った女(日南響子)と一夜を過ごす。翌朝、目覚めると女がトーストを焼いていた。あの銃と関係する男の遺体が発見されたというニュースがテレビで流れる。途端に気分が悪くなったトオルに、女は優しく接する。その日以来、トオルは頭の中で彼女を“トースト女”と呼び、セックスフレンドとして性欲を吐き出すようになった。時折、アパートの隣の部屋から、子どもの泣き声と我が子を罵倒する母親(新垣里沙)の声が聞こえる。トオルは親との忌まわしい過去がよみがえり、大音量の音楽で打ち消そうとする。大学の学食で、以前も講義中に話しかけてきたヨシカワユウコ(広瀬アリス)と再会する。トオルは彼女と付き合うことを妄想し、すぐにセックスをするのではなく、あえて時間をかけて親しくなることを計画する。トオルはヨシカワユウコとトースト女の間で、自分なりのバランスを取っていく。トオルは日々銃に惹かれていき、カバンに入れて持ち歩くようになる。その刺激は、さらにトオルを高揚させていく。ある日、刑事(リリー・フランキー)がトオルのアパートを訪れる。刑事はトオルと銃のことを知っているようだった。刑事が部屋に入るのは阻止するが、喫茶店で尋問を受ける。刑事からある言葉が発せられたとき、トオルは後戻りできない場所に踏み出していくのだった……。
「銃」の解説
芥川賞作家・中村文則のデビュー作を「百円の恋」の武正晴が映画化。大学生のトオルは、男の死体と共に放置されていた拳銃を拾い、アパートに持ち帰る。トオルは銃に魅了されていくが、テレビで遺体発見のニュースが流れ、ひとりの刑事がトオルを訪ねてくる。出演は、「武曲 MUKOKU」の村上虹郎、「巫女っちゃけん。」の広瀬アリス、「万引き家族」のリリー・フランキー。
公開日・キャスト、その他基本情報
公開日 | 2018年11月17日 |
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キャスト |
監督:武正晴
原作:中村文則 出演:村上虹郎 広瀬アリス 日南響子 新垣里沙 岡山天音 後藤淳平 中村有志 日向丈 片山萌美 寺十吾 サヘル・ローズ 山中秀樹 リリー・フランキー |
配給 | KATSU-do=太秦 |
制作国 | 日本(2018) |
年齢制限 | R-15 |
上映時間 | 97分 |
(C)吉本興業
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ユーザーレビュー
総合評価:5点★★★★★、1件の投稿があります。
P.N.「水口栄一」さんからの投稿
- 評価
- ★★★★★
- 投稿日
- 2021-02-26
この映画を観て、とても感動した。これは共感できるところがいっぱいあったからだ。確かに危険な妄想であるが、スクリーンに吸い込まれていく快感があった。広瀬アリスさんが出演されている。私は広瀬アリスさんの大ファンだ。アリスさんという名前を見るたびに、私はある若い女性のことを思い出す。彼女は有理沙という名前だった。広瀬アリスさんのような、凄い美人でいいオンナだった。それにしても、広瀬アリスさんは演技も素晴らしい。大好きだ。