少年H 作品情報
しょうねんえいち
昭和初期の神戸。Hこと妹尾肇(吉岡竜輝)は、好奇心に満ちた少年だった。洋服の仕立屋を営む父・盛夫(水谷豊)、優しい母・敏子(伊藤蘭)に温かく見守られながら、妹の好子(花田優里音)とともにのびのびと育った。幸せいっぱいに過ごす妹尾一家だったが、近所のうどん屋の兄ちゃん(小栗旬)が政治犯として逮捕されたり、召集されたおとこ姉ちゃん(早乙女太一)が脱走したりと、一家の周囲にも次第に戦争の足音が忍び寄ってきた。いよいよ開戦し、軍事統制が一層厳しくなる。自由に物を言うこともできにくい空気が漂う中、自分が疑問に思ったりおかしいと感じたりしたことを素直に口にするHに、盛夫はしっかりと現実に目を向けるよう教える。やがてHは中学へ進学。明けても暮れても軍事教練ばかり続く。盛夫は消防署へ勤め、敏子は隣組の班長になり、好子は田舎へ疎開していた。敗戦の色が濃くなり、神戸の街も空襲により一面焼け野原となる。そして迎えた終戦。少年Hたちは、新たなスタートを切るために一歩踏み出す……。
「少年H」の解説
累計340万部を超える妹尾河童のベストセラー小説を、「あなたへ」「あ・うん」の降旗康男監督が映画化。第二次世界大戦前後の神戸を舞台に、めまぐるしく変わっていく時代の激流と、流されることなく強く生きる少年Hの家族を描く。脚本は「探偵はBARにいる」「キサラギ」の古沢良太。実生活でも夫婦の、「相棒-劇場版- 絶体絶命! 42.195km 東京ビッグシティマラソン」「HOME 愛しの座敷わらし」の水谷豊と「大人になった夏」「ヒポクラテスたち」の伊藤蘭が、少年Hの両親を演じる。また、NHK連続テレビ小説『カーネーション』の吉岡竜輝と花田優里音が、少年Hとその妹を演じている。ほか、「宇宙兄弟」の小栗旬、「座頭市」の早乙女太一らが出演。
累計340万部を超えるベストセラー小説を、降旗康男監督が映画化。主人公Hの両親を、水谷豊と伊藤蘭の実夫婦が演じる。Hこと肇は妹とともに、両親の愛情を受けながら伸びやかに育っていたが、その周辺でもしだいに戦争の影が忍び寄っていた。
公開日・キャスト、その他基本情報
公開日 | 2013年8月10日 |
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キャスト |
監督:降旗康男
原作:妹尾河童 出演:水谷豊 伊藤蘭 吉岡竜輝 花田優里音 小栗旬 早乙女太一 原田泰造 佐々木蔵之介 國村隼 岸部一徳 |
配給 | 東宝 |
制作国 | 日本(2012) |
上映時間 | 122分 |
(C)2013「少年H」製作委員会
ユーザーレビュー
総合評価:4.69点★★★★☆、13件の投稿があります。
P.N.「雪風」さんからの投稿
- 評価
- ★★★☆☆
- 投稿日
- 2020-08-20
戦前戦中戦後の生活がよくわかったし、空襲シーンも迫力がありましたが、父親は人格者か凡人かわからず、母親はクリスチャンやからか、大変貴重な白米を簡単に他人にあげる。そら子供も腹立てますよ。私もイライラしました。家族全員無事でなによりです。それだけでした。