眉山 作品情報

びざん

東京で旅行代理店に勤める咲子(松嶋菜々子)は、故郷の徳島で暮らすただ一人の家族である母、龍子(宮本信子)が入院したという報せを受け、久々に帰郷する。“神田のお龍”と呼ばれる母は、正義感の強いチャキチャキの江戸っ子。周囲からの信頼は厚かったが、経営していた小料理屋を畳む時もケアハウスに入所する時も、相談なく決断してきた母の身勝手さに、咲子は反発を感じていた。まもなく咲子は、担当医から母が末期ガンだと知らされ愕然とする。残された時間はあとわずか。青年医師・寺澤(大沢たかお)との交流を深めながら、母を懸命に看病する咲子。そんなある日、咲子は板前の松山(山田辰夫)から、龍子から預かっているという箱をこっそり手渡される。そこには、死んだと聞かされていた咲子の父らしき男の若き日の写真が入っていた。咲子は母宛に書かれた古い手紙を頼りに、父を探しに東京へ戻る。そして彼女は、小さな病院を開業している父(夏八木勲)と対面する。自分が娘であることは告げられなかったが、父の記憶は鮮やかに蘇った。父は龍子を心から愛していたが、不倫の恋だったため、妻を捨てることができなかったのだ。再び徳島へ戻った咲子は、母の死期が近いことを知る。そして母と父を再会させるために、母を阿波踊りの会場へと連れ出すのだった。

「眉山」の解説

徳島を舞台に、末期ガンに冒された母と一人娘の絆を描く感動作。原作は、さだまさしの同名ベストセラー小説。出演は「犬神家の一族」の松嶋菜々子、「7月24日通りのクリスマス」の大沢たかお、「マルタイの女」の宮本信子。監督は「黄色い涙」の犬童一心。

公開日・キャスト、その他基本情報

公開日 2007年5月12日
キャスト 監督犬童一心
原作さだまさし
出演松嶋菜々子 大沢たかお 宮本信子 円城寺あや 山田辰夫 黒瀬真奈美 永島敏行 中原丈雄 金子賢 本田博太郎 夏八木勲
配給 東宝
制作国 日本(2007)
上映時間 120分

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ユーザーレビュー

総合評価:4.38点★★★★☆、13件の投稿があります。

P.N.「すず」さんからの投稿

評価
★★★★
投稿日
2020-06-20

ドラマ版→映画版→小説でした。ドラマ版は原作とは別物だった。キャスティングは咲子役→常盤貴子とお龍→宮本信子で映画化してほしかった。松嶋菜々子はこういう人情物の演技は壊滅的に下手だった。ドラマの母役富司純子は上品すぎて悪くはなかったけど神田のお龍は宮本信子が良かった

最終更新日:2022-07-26 11:03:35

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