風流深川唄 作品情報

ふうりゅうふかがわうた

深川富岡八幡の祭礼にわく門前仲町に、深川名物の一つと謳われて古いのれんを守る料理茶屋“深川亭”がある。看板娘のおせつは美しい生ツ粋の深川育ち、その評判は遠くまで人の心を集めていた。女房を早く亡くした父の伊三郎は、内妻常盤津師匠文字力を知ってからは、気丈なおせつに店の切り廻しをまかせていた。おせつを助ける板前の長蔵はゆくゆくはおせつと夫婦になる仲だった。祭の一夜が明けた深川亭に思わぬ運命がまいこんだ。恩人太田を救うため深川亭を担保として金を作った伊三郎の好意が仇になり、深川亭は強制執行を受けた。伊勢春を筆頭に親戚縁者の罵倒は激しかった。おせつはのれんは惜しいが、新しい生活にも希望はあった。二人の約束に長蔵の母お滝は驚いた。二人の仲をさいておせつを邦栄堂の若主人に嫁がせ、深川亭再建を計る伊勢春は、昔気質のお滝を説きふせた。おせつは哀しいが、伊三郎から受けた恩も厚かった。長蔵の身にしみ込んだ義理人情の血は母親の願いをふりきれなかった。長蔵は兄貫分の板前助二郎に身柄をあずけた。長蔵の決意の変らぬことに絶望したおせつは、邦栄堂との話にのった。伊三郎の親心も、文字力の尽力も空しく、伊勢春たちの喜びのうちに、結婚の手どりはすすんだ。長蔵の家にもおせつの涙をかくした祝い膳は配られた。お滝の手をふり切った長蔵は、永代橋にかかったおせつの花嫁行列を追った。おせつの顔に悲しい決意を読み取った長蔵は、思わず人力車を掴んだ。涙を流すおせつを乗せて、車はたちまち河岸通りから消えた。--新開地の小料理屋“ふかがわ亭”をいとなむのは若い夫婦、遠く離れた深川八幡の祭り提灯の出ているのが曰くありげである。

「風流深川唄」の解説

川口松太郎の原作を、「続べらんめえ芸者」の共同執筆者・笠原和夫が脚色し、「鹿島灘の女」の山村聡が監督した、料亭の看板娘と板前との恋物語。撮影は「続々べらんめえ芸者」の西川庄衛。

公開日・キャスト、その他基本情報

キャスト 監督山村聡
原作川口松太郎
出演美空ひばり 鶴田浩二 伊志井寛 山田五十鈴 杉村春子 片岡昭子 宮口精二 成瀬昌彦 山村聡 柳永二郎 浜田格 吉川満子 武田正憲 神田隆 菅沼正 星美智子 姿年子 立花啓子 夏目香代子 小笠原章二郎 柳沢真一 須藤健 結城伸太郎 北川恵一 安部数則 利根はる恵 山本緑 山本幸子 光岡早苗 谷本小夜子 佐藤淑子 川村裕子 泉美香 新井崎子 鈴木暁子 沢彰謙 伊藤慶子 多摩川邦子 森弦太郎 飯島淑子 花岡菊子 岩城力 打越正八 増田順司 佐原広二 不忍郷子 北上瑛子 加藤鞆子
配給 東映
制作国 日本(1960)
上映時間 87分

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最終更新日:2022-07-26 11:03:49

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