ギャング忠臣蔵 作品情報

ぎゃんぐちゅうしんぐら

北九州一帯に縄張りする浅野組は、社長卓己以下、専務の大石良雄、武林只夫、堀部安平、岡部金也等のサムライを揃えていたが、資金融資を受けるため、関東一帯に吉良産業、伊達商事、若狭産業の三十五社の組織をもつ、柳沢総社傘下に加入することとなった。日本暗黒外の帝王と呼ばれるこの組織に浅野組が加入した事は、国会でも問題となった。立花警視総監は、大石良雄専務とは親友であった。暴力事件を取り締まるには柳沢総社並びに配下の吉良産業を叩き潰す事だと強調した。が柳沢の背後には、政界の黒幕徳田玄将が関係していた。その頃、浅野は、柳沢会長の娘瑶子を妻にむかえ、パリに旅行していた。時も時東京ではメキシコ湾一帯の大麻薬王カボンが吉良産業と取り引きするため日本に来ていた。麻薬だけは手をつけないという柳沢社長を裏切り、吉良はカポンとの取引きで巨利を得、暗黒街を支配しようと企んだのだ。密にこれを知った浅野はそれをとめようとしたが、浅野を敵対視する吉良は万座の面前で、田舎者と罵った、カポン財団歓迎の日、会場に通じる松の廊下で浅野社長はついに吉良にむけて拳銃を放った。刑務所に入った浅野を恐れた吉良は、毒殺したばかりか、浅野組を潰そうと企んだ。そうはさせじと頑張る大石以下浅野組乾分。争いは浅野の勝利に終ったが、更に吉良は柳沢をも葬り、日系の殺し屋ファィテング・清水をやとい日の出の勢い。浅野の乾分四七人九州浅野組のホテルで討議中、突然吉良の一味に襲れた。浅野と吉良の対決は壮絶な拳銃戦となって展開した。それから数日夕日に輝く砂丘に四七人が集り吉良を討とうと語る大石の顔に落日が映えていた。

「ギャング忠臣蔵」の解説

「男の嵐」の松浦健郎がオリジナル・シナリオを執筆、「暴力団」の小沢茂弘が監督したギャングもの。撮影は「親分を倒せ」の西川庄衛。

公開日・キャスト、その他基本情報

キャスト 監督小沢茂弘
出演片岡千恵蔵 山村聡 今井健二 進藤英太郎 安部徹 鶴田浩二 月形龍之介 高倉健 三田佳子 佐久間良子 梅宮辰夫 江原真二郎 千葉真一 柳永二郎 丹波哲郎 山本麟一 花澤徳衛 神田隆 八名信夫 曽根晴美 片岡栄二郎 杉義一 亀石征一郎 日尾寿司 沢彰謙 萩原満 片山滉 滝謙太郎 植田定光 左卜全 曽根秀介 小塚十紀雄 不忍郷子 光岡早苗 小笠原慶子 潮健児 八方ゆり 内田良平 須藤健 河合絃司 佐伯徹 石島房太郎 関山耕司 菅沼正 明日香実 大東良
配給 東映
制作国 日本(1963)
上映時間 93分

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最終更新日:2022-07-26 11:03:51

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