ぐれん隊純情派 作品情報
ぐれんたいじゅんじょうは
食いつめやくざのチンピラ銀之助、松、豊たちは、旅役者の銀三郎の父・中村妻三郎が死んだことを知り、渡りに船と一座に乗り込んだ。銀之助を座長に生まれ変った中村座は、元歌舞伎役者の雁右衛門をかつぎ出し、都営住宅の一室で勢揃いした。稽古を続けるうち松、豊も最初の金もうけの企みはどへこやら、今は芝居一途に真剣に取り組み、雁右衛門も死場所中村座と決めた。スタートは順調に進み炭坑町、温泉町でも中村座の評判は上々、明るい空気が楽屋中にみなぎった。だが、一座の好評を流れきいた興行師の大ボス、大森の中入れを銀之助がすげなく断わったことから、悪らつな妨害を受けるようになった。しょげきった一座も豊が工面してきた金で生気を取戻し、上州のある町にやって来た。その夜、病気で倒れた爺やを見舞った銀之助は病院長の一人娘雅子に一目惚れ。一方、土地でいい顔のお梅ばあさんが大森にしめだされた一座に同情、その骨折りで開幕することが出来た。ところが、町のボスで病院の顧問弁護士山下が暗躍し、このため興行は難航、二人の仲はさかれる破目となった。一座は堅く結束して町のボスと闘い、山下の行状と銀之助・雅子の純愛を取り入れた「上州夜話」を上演した。この熱演の反響は町の青年たちの強い支援を受け、町の世論は沸き立った。結果は雅子の父の心を動かし、警察署長の協力もあって、銀之助は父妻三郎に劣らぬ座長にまでのし上り、雅子ともめでたく結ばれることになった。
「ぐれん隊純情派」の解説
藤原審爾の同名の原作を増村監督、「温泉あんま」の小滝光郎が脚色、「嘘(1963)」の増村保造が監督した社会劇。撮影は「赤い水」の小林節雄。
公開日・キャスト、その他基本情報
キャスト |
監督:増村保造
原作:藤原審爾 出演:本郷功次郎 藤巻潤 千波丈太郎 大辻伺郎 当銀長次郎 大川修 中村是好 中村鴈治郎 三条江梨子 弓恵子 浜田ゆう子 宮川和子 三木裕子 須藤恒子 ミヤコ蝶々 伊東光一 星ひかる 高村栄一 杉田康 春本富士夫 花布辰男 穂高のり子 町田博子 小原利之 三角八郎 此木透 北城寿太郎 谷謙一 伊達正 大山健二 夏木章 佐々木正時 南方伸夫 橋本力 隅田一男 槙俊夫 工藤堅太郎 一ノ瀬賢 中原健 森一夫 後藤武彦 井上大吾 真塩洋一 長谷川峯子 飛田喜佐夫 網中一郎 佐藤八郎 原田玄 篠崎一豊 響令子 守田学 松村若代 竹里光子 池上多加子 三島愛子 山中雄司 仲村隆 藤山浩二 小山内淳 早川雄三 中条静夫 河原侃二 |
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配給 | 大映 |
制作国 | 日本(1963) |
上映時間 | 93分 |
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