団地夫人 作品情報
だんちふじん
桜戸英一は最近はるみと結婚したばかりの新聞記者。やっと二人は団地に入れたものの英一は新聞記者の御多分に洩れず帰宅は一定しない。はるみは一人淋しがっていると、隣家の人形作りの師匠、道代から会に入るよう誘われた。入会してみれば人形作りは二の次で、夫の浮気に対抗する奥様、精力絶倫夫人、ガメツイ二号さん等団地の有閑夫人ばかり。ある日、英一とはるみの結婚記念日がやって来た。はるみは英一と久し振りに食事をしようと喫茶店で待った。が、約束の時間にも英一は来なかった。と突然、道代の家に同居中の甥、良司が話しかけて来た。その頃英一は突発事件の原稿を時間を気にしながら書いていた。書き終り早速喫茶店へすっとんだが、はるみは帰っていた。それを聞いた道代達は、はるみに策を与えた。英一を妬かせるために、はるみが浮気をしてるよう見せると言うのだ。相手は良司だった。ある夕方、英一へ怪電話がかかった。「はるみが河原で男と逢引している」と。英一は河原へ飛んだ。なる程、はるみは逢引していた。英一はいかりに燃え帰宅した。はるみがいくら芝居だと弁解しても聞き入れなかった。ついに二人の間は喧嘩になった。その頃遠くでパトカーのサイレンが鳴った。河原で良司が殺されたのだ。俄然英一は元気を取り戻し聞き込みを開始した。が、露呈されるのはマダム連のよろめき話ばかりだった。事件もピンク色に包まれてしまっていた。ところがそのピンクのムードのヨロメキマダムの口から意外や、良司とはるみが芝居している時、誰かが二人をつけていたと言うのだった……。
「団地夫人」の解説
オール読物所載・円地文子原作から吉岡道夫が脚色、「サラリーマンどんと節 気楽な稼業と来たもんだ」の枝川弘が監督したコミカル・スリラー。撮影もコンビの秋野友宏。
公開日・キャスト、その他基本情報
キャスト |
監督:枝川弘
原作:円地文子 出演:川崎敬三 三条江梨子 松村達雄 清川玉枝 潮万太郎 宮川和子 角梨枝子 当銀長次郎 加茂良子 渋沢詩子 紺野ユカ 横山明 北城寿太郎 網中一郎 三角八郎 丸井太郎 目黒幸子 宇野良子 楠よし子 藤江津子 影山さゆり 澄川仁恵 |
---|---|
配給 | 大映 |
制作国 | 日本(1962) |
ユーザーレビュー
レビューの投稿はまだありません。
「団地夫人」を見た感想など、レビュー投稿を受け付けております。あなたの映画レビューをお待ちしております。