石松社員は男でござる 作品情報

いしまつしゃいんはおとこでござる

シミロン紡績の営業課員森川石松は同僚の長島とコンビを組んでパンティ売込みをやっている。ある日、次郎長社長の一人娘恵子が世界一周無銭旅行をおえて帰ってきた。次郎長社長は石松に極秘で恵子のお守り役を命じた。石松の恋人美里は、彼の出世と大喜び。が、当の石松は泣く泣く恵子のアパートへ出向、しかも独立自尊を守る恵子に門前払い。恵子は父の強引な経営ぶりに反発して世界一周に出かけたのだが、帰ってくるなりスクスク社という会社を作った。忙しすぎる世の母親たちにレジャーを与えようと赤ん坊のオシメを専門に洗たくするクリーニング店である。注文は忽ち殺到。石松は恵子について団地回り。そしてスクスク社の働き手となった石松は敢然とお守り役を辞退、怒った次郎長社長にクビにされた。折角、石松との未来を設計中の美里は大憤慨、思わず石松を罵倒した。石松は悄然としながらもスクスク社に熱を入れ、長島、学友の荒井も仲間に加わってきた。恵子のフィアンセである工学士池野が工場をオートメーション化、仕事は発展したが、仲間の一人穴沢が黒川金融から三百万円の借金をしていたため工場が差押えをくってしまった。仕事はストップ、汚れたオシメが山積する始末。乳母車を引いた母親たちがスクスク社に押しよせた。が、彼女たちはスクスク社一同に激励の言葉を投げかけ、黒川金融へと押しかけていった。しかし黒川はこのデモ攻勢をも無視、勘忍袋の緒を切った石松が黒川に飛びかかったとき、美里の報せで次郎長社長が到着、三百万円の札束を叩きつけた。スクスク社は大シミロンと合併、新しいスタートを切ることになった。恵子と池野、石松と美里の二組は次郎長社長の祝福をうけて結ばれた。

「石松社員は男でござる」の解説

「恋をするより得をしろ」の若井基成の脚本を「静かなるならず者」の飯塚増一が監督した“進藤の社長シリーズ”第四話。撮影は「宇宙快速船」の藤井静。

公開日・キャスト、その他基本情報

キャスト 監督飯塚増一
出演進藤英太郎 中村賀津雄 佐久間良子 小林千登勢 清川玉枝 西村晃 柳谷寛 滝謙太郎 十朱久雄 曽根秀介 千葉真一 今井俊二 小川守 八代万智子 花澤徳衛 檜有子 志村妙子 牧野内とみ子 大泉滉 桜むつ子 山茶花究 杉義一 佐藤晟光 潮健児 桜京美 山田吾一 岡田敏子 北峰有二 月村圭子 谷本小代子 平凡太郎 八方ゆり 小笠原慶子 関山耕司 大東良 打越正八 由利徹 ジョージ・ルイカー 桜井悦子 香月三千代 伊藤慶子 田部正純 堀口由紀子 ピエール瀬川
配給 東映
制作国 日本(1961)
上映時間 87分

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最終更新日:2023-02-28 10:50:59

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