美空ひばり・森進一の花と涙と炎 作品情報

みそらひばりもりしんいちのはなとなみだとほのお

日本舞踊藤花流の家元藤花清十郎は娘霞に再興の夢を託していた。しかし、霞はバンドマスターの高山浩との恋を成就させようと家を出る決意であった。そんな折、弟子の喜三郎は霞との結婚、家元の乗っ取りを企んでいた。数日後、霞は浩から突然別れ話をつきつけられ、慣れぬ酒に酔いしれた。そんな時、会ったのが流しの榊竜介だった。竜介の唄は傷心の霞の胸に迫り、その唄に対するひたむきな情熱に感動した霞は、後援を約束するのだった。やがて、霞は家元になることを決意。一方竜介はテレビ出演にまで名を高めた。霞と結婚できないことを知った喜三郎は、藤花流の別派をつくり、このショックで清十郎は倒れた。この分裂さわぎで霞は、喜三郎一派と決着をつけるべく、家元襲名の会にすべての性根を傾けた。ある夜、霞は浩が自分を捨てたのは清十郎の指金であることを知ると、「僕の好きな人は姉さんだ」と絶叫する竜介をやさしくさとすのだった。竜介は家元襲名の会の費用にと、自分をレコード会社に身売した五百万円を霞のもとにとどけた。竜介の好意に涙を流す霞。そして、襲名の日、霞は家紋“鶴”の創作舞踊を涙と女の意地にかけて踊った。喜ぶ清十郎、浩、そして竜介は淋しくその舞い姿を見るのだった。

「美空ひばり・森進一の花と涙と炎」の解説

「太陽の野郎ども」の井上梅次が脚本・監督を担当した歌謡もの。撮影はコンビの丸山恵司。

公開日・キャスト、その他基本情報

公開日 1970年1月15日
キャスト 監督井上梅次
出演美空ひばり 森進一 島田正吾 林与一 北上弥太朗 尾崎奈々 佐々木孝丸 なべおさみ 柳沢真一 村上不二夫 北竜介 今井健太郎 水木涼子 志賀真津子 矢島美智子 尾和義三郎 鈴木信子 槙芙佐子
配給 松竹
制作国 日本(1970)
上映時間 95分

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最終更新日:2022-07-26 11:03:53

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