エイジ・オブ・イノセンス 汚れなき情事 作品情報

えいじおぶいのせんすけがれなきじょうじ

1870年代初頭のある夕べ、若き弁護士のニューランド・アーチャー(ダニエル・デイ・ルイス)や、その婚約者メイ・ウェランド(ウィノナ・ライダー)と彼女の母親ウェランド夫人(ジェラルディン・チャップリン)をはじめ、ニューヨーク社交界の人々がオペラ会場に集った。ひときわ注目を引いたのは、夫から逃れてヨーロッパから帰国したという噂のエレン・オレンスカ伯爵夫人(ミシェル・ファイファー)だった。ニューランドは幼なじみのエレンの出現に心を揺さぶられた。外聞をはばかるエレンの一族は離婚を思いとどまらせようと、ニューランドを使者に立てる。だが、彼女の率直な態度や考え方に、厳格で欺瞞に満ちた社交界にない新しさを感じた彼は、メイという申し分のない結婚相手がいながら、エレンに引かれていく。しかし、エレンは、次第に社交界から排斥され、2人の愛にも上流階級特有の見えない圧力がかけられる。エレンは一族の願いを聞き入れ、離婚を思いとどまる。それはニューランドを愛するゆえの選択だった。ひと月後、ニューランドはメイと結婚するが、結婚生活は退屈な義務だった。エレンへの思いを募らせる夫をメイは許さず、自分の妊娠をエレンに告白して、彼女の思いを打ち砕いた。エレンは帰国し、彼はそれから彼女への思いだけを抱いて生き、30年の月日が流れた。ニューランドは息子のテッド(ロバート・ショーン・レナード)を通してエレンの居所を知る。息子は、父とエレンの愛を知っていた。

「エイジ・オブ・イノセンス 汚れなき情事」の解説

19世紀末のニューヨークの社交界を舞台に、許されぬ恋に 魂を燃やした男女の姿を描いた恋愛映画。女性として初めてピューリッツァー賞を受賞したイーディス・ウォートンの同名小説(新潮文庫)を、「グッドフェローズ」のマーティン・スコセッシが、ジェイ・コックスと共同で脚色して映画化。製作は「最後の誘惑」のバーバラ・デフィーナ、撮影は「グッドフェローズ」のミハエル・バルハウス、音楽は「ケープ・フィアー」のエルマー・バーンスタイン、編集は「レイジング・ブル」のセルマ・スクーンメイカーと、スコセッシ作品の常連が揃い、衣装は「インドシナ」のガブリエラ・ペスクッチ、美術はフェリーニ作品でおなじみのダンテ・フェレッティが担当した。主演は「ラスト・オブ・モヒカン」のダニエル・デイ・ルイス、「バットマン リターンズ」のミシェル・ファイファー、「ドラキュラ(1992)」のウィノナ・ライダー。「愛と哀しみのボレロ」のジェラルディン・チャップリン、「から騒ぎ」のロバート・ショーン・レナードらが脇を固め、ナレーションを「ミスター&ミセス・ブリッジ」のジョアン・ウッドワードが務めている。

公開日・キャスト、その他基本情報

公開日 1994年1月22日
キャスト 監督マーティン・スコセッシ
原作イーディス・ウォートン
出演ダニエル・デイ・ルイス ミシェル・ファイファー ウィノナ・ライダー ジェラルディン・チャップリン リチャード・E・グラント メアリー・ベス・ハート ジョナサン・プライス ロバート・ショーン・レナード ジョアン・ウッドワード マイケル・ガフ シアン・フィリップス アレクシス・スミス キャロリン・ファリーナ ミリアム・マーゴリーズ スチュアート・ウィルソン ノーマン・ロイド ブライアン・デイヴィス トーマス・ギブソン
配給 コロンビア トライスター映画
制作国 アメリカ(1993)
上映時間 139分

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最終更新日:2024-01-27 02:00:04

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