ベッドかざりとほうき 作品情報

べっどかざりとほうき

第二次世界大戦の2年目、1940年の秋、イギリスでのお話。14歳のチャーリー(イアン・ウエイヒル)、12歳のキャリー(シンディ・オカラハン)、6歳のポール(ロイ・スナート)の兄弟は孤児となり、ドイツ空軍猛爆下のロンドンの街に放り出されたが、当局の手で海岸沿いの小さな町ペパリンジ・アイに疎開させられた。兄弟はエグランタイン(アンジェラ・ランズベリー)というオールド・ミスの家に預けられたが、この小母さんはとても好きになれるタイプではないので、夜陰に乗じて窓から抜け出し、ロンドンに逃げ帰ろうとした。が、ふと夜空を見上げた3人はビックリして逃げるのを中止した。実はエグランタインはロンドンのエミリアス・ブラウン魔法学校の通信教育を受けているアマチュア魔女で、一刻も早く魔法をマスターしてドイツ軍を撃退しようと、愛国心に燃えての猛勉強中なのである。その夜も虎の巻と首っぴきでホウキにまたがり飛行中に墜落した所を兄弟に見られてしまった次第なのだ。それが原因で打ちとけあったエグランタインと兄弟の許に、魔法学校を閉鎖するとの通知が舞い込んだ。あわてた4人は魔法のベッドで大空を飛びロンドンへ。魔法学校とは真っ赤な嘘で実はインチキ手品師のエミリアス(デイヴィッド・トムリンソン)が古本をタネに通信教育をやっていたのだから、逆に当人がびっくりする始末。古本が前半分しかなく忽ちタネ切れとなったのが学校閉鎖の真相だった。苦心惨憺の末、エグランタインがさぐりだした結果、呪文は“ナブンブ島”という伝説の国の魔法の宝石に隠されているということが解ったので、5人はベッドに飛び乗りナブンブ島へ--やがてキング・ライオンが支配する漫画の動物大国ナブンブ島についた5人は、タイミングよく呪文を知り、ロンドンへ戻ってきた。エグランタインは博物館に陳列されている鎧、兜を身代わりに使うことにし、呪文をかけると鎧も兜も人間が着ているように動きだし、出動準備OK。ホウキにまたがったエグランタインは大空に舞い上がり、鎧、兜だけの無人軍隊に大逆襲を命じた。ドイツ軍はあわてふためき大混乱に陥り総退却。エグランタインは一躍英雄になり3人の兄弟も新しい家族ができて大喜び、彼女を愛するようになったエミリアスは、インチキ手品師から足を洗って軍隊に入り、国のために働く決心をするのだった。

「ベッドかざりとほうき」の解説

通信教育で猛勉強中のアマチュア魔女の魔法がまきおこすファンタジーとミュージカルとアドベンチャーを描く。原作はメアリー・ノートンの「魔法のベッド飾り」。製作は「メリー・ポピンズ」のビル・ウォルシュ監督はビル・ウォルシュと名コンビを謳われる「フラバァ・デラックス(新フラバー)」のロバート・スティーヴンソン、脚本はウォルシュとドン・ダグラディ、撮影はフランク・フィリップス、音楽はアーウィン・コスタル、編集はコットン・ウォーバートンが各々担当。出演はアンジェラ・ランズベリー、デイヴィッド・トムリンソン、ロディ・マクドウォール、サム・ジャッフェ、ジョン・エリクソン、シンディ・オカラハン、ロイ・スイート、イアン・ウエイヒルなど。

公開日・キャスト、その他基本情報

公開日 1973年3月10日
配給 ブエナ ビスタ映画
制作国 アメリカ(1971)
上映時間 117分

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最終更新日:2024-04-30 18:12:55

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