神と人との間 作品情報
かみとひとのあいだ
泥沼の三角関係に陥った男女の奇妙な愛
町医者の穂積と、親友で漫画家の添田はともに熱帯魚屋で働く朝子に惚れている。ある日穂積は添田に朝子を譲り、ふたりは結婚する。その時から、添田は愛人を作ったばかりか、朝子を虐待するようになる。そのうえ穂積と朝子が不倫をするようにけしかけるなどサディストと化す。かつての親友に馬鹿にされ、挑発されながらも、一途に朝子を想い続ける穂積。しかしある時から、その純愛は憎しみへと変貌していく…。
「神と人との間」の解説
文豪・谷崎潤一郎の短編を現代劇として映像化した「TANIZAKI TRIBUTE」の中の一作。谷崎が親友・佐藤春夫に自身の妻・千代を譲ったという「細君譲渡事件」を基に綴った「神と人との間」を題材に、『グレイトフルデッド』や『下衆の愛』の内田英治監督がメガホンをとり、ブラックユーモアを交えたシニカルな現代劇として映画化。『下衆の愛』でも組んでいる渋川清彦と、演劇ユニット「TEAM NACS」の戸次重幸が主演を務め、ふたりと泥沼の三角関係に陥る女性を、『四十九日のレシピ』や『ロストパラダイス・イン・トーキョー』などの内田慈が演じている。第30回東京国際映画祭の「日本映画スプラッシュ部門」でワールドプレミアが行われた。
公開日・キャスト、その他基本情報
公開日 | 2018年1月27日 |
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キャスト |
監督:内田英治
原案:谷崎潤一郎 出演:渋川清彦 戸次重幸 内田慈 山田キヌヲ 萬歳光恵 根矢涼香 |
配給 | TBSサービス |
制作国 | 日本(2017) |
上映時間 | 90分 |
(C)2018 Tanizaki Tribute 製作委員会
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ユーザーレビュー
総合評価:5点★★★★★、1件の投稿があります。
P.N.「pinewood」さんからの投稿
- 評価
- ★★★★★
- 投稿日
- 2019-02-13
谷崎潤一郎擬きの渋川春彦がオロオロと云うか飄々と云うか何処か愛すべき愚者を真摯且つユーモラスに演じてて何とも哀れだった此に尽きる