ジミー、野を駆ける伝説 作品情報

じみーのをかけるでんせつ

アイルランドの“名もなき英雄”の生き様

ジミー、野を駆ける伝説のイメージ画像1
ジミー、野を駆ける伝説のイメージ画像2

1932年、内戦終結から10年を経たアイルランド。アメリカで暮らしていた元活動家のジミーは、10年ぶりに祖国の地を踏んだ。かつて絶大な信頼を集めたジミーは仲間たちに歓待され、昔の恋人とも再会する。彼の望みは、年老いた母親アリスの面倒を見ながら穏やかに生活する事だったが、村の若者たちの気持ちに心動かされ、閉鎖されていた集会所の再開を決意する。そこは人々が芸術やスポーツを楽しみながら人生を語らう場所だった。

「ジミー、野を駆ける伝説」の解説

『天使の分け前』のヒットが記憶に新しい名匠ケン・ローチ監督の最新作。アイルランドに実在した“名もなき英雄”ジミー・グラルトンを主人公に、20世紀の前半、人々が理不尽に抑圧されていた時代に、人生の喜びと素晴らしさを説いた男の人生を描くストーリー。その高潔な精神と、私利私欲を追求しないジミーの生き様は、年月を経た現代でも、観る者の胸に迫ってくる事必至。緑が生い茂る美しいアイルランドの大地を映し出すカメラも秀逸。主人公を演じるのは、『めぐり逢う大地』(2000年、マイケル・ウィンターボトム監督)のバリー・ウォード。コメディタッチのものでもシリアスな作品でも、そこに込められた未来への希望は、爽やかな後味を残すケン・ローチ監督の特長である。

ジミー、野を駆ける伝説のイメージ画像3

公開日・キャスト、その他基本情報

公開日 2015年1月17日
キャスト 監督ケン・ローチ
出演バリー・ウォード シモーヌ・カービー ジム・ノートン アンドリュー・スコット
配給 ロングライド
制作国 イギリス(2014)
上映時間 109分

(C)Sixteen Jimmy Limited, Why Not Productions, Wild Bunch, Element Pictures,France 2 Cinema,the British Film Institute and Bord Scannan na hEireann/the Irish Film Board 2014

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ユーザーレビュー

総合評価:5点★★★★★、1件の投稿があります。

P.N.「pinewood」さんからの投稿

評価
★★★★★
投稿日
2018-10-15

ケン・ローチ監督作品の本編の様にダンス、スポーツ、読書等の協同の場所こそが民衆を育んだ一つの事例が戦後の日本にも見られた。例えば俳優・山村聡は疎開先の武蔵村山で文化クラブを立ち上げ地域の演劇復興や寄贈本で図書館の元に為る〈文庫〉を開設したとも。戦後民主主義の新しい波は、山村聡が監督としても映画「蟹工船」等、民衆群像劇の演出をする基盤を作ったのだろう。


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最終更新日:2018-12-13 15:36:47

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