故郷よ 作品情報

こきょうよ

原発事故が起きた日とその10年後を描く

故郷よのイメージ画像1
故郷よのイメージ画像2

1986年4月25日、チェルノブイリから3kmの隣町プリビャチ。原子力発電所の技師アレクセイは幼い息子ヴァレリーと川辺でリンゴの木を植えていた。翌日、アーニャと結婚式を挙げていた消防士の夫は、森林火災があったと呼び出され二度と戻らなかった。事故があった事を知ったアレクセイは、家族を避難させる。10年後、アーニャはプリビャチに戻りツアーガイドをしていた。成長したヴァレリーも事故以来、初めてプリビャチに来た…。

「故郷よ」の解説

日本でも原発事故を経験した事により、よりリアリティを感じるようになったチェルノブイリの原発事故。本作は、その事故により故郷を追われる事になった人々の、事故当日とその10年後を描いた物語。生命が息づく春の日、美しいプリビャチの町で父は子と苗木を植え、花嫁は「百万本のバラ」を歌い、幸せを謳歌している。それが一転し、映し出される10年後のプリビャチは厳しい冬景色の中だ。チェルノブイリの事故があったとき、その隠蔽体質を多くの人は「ソ連(当時)だから」と遠い国の事として感じたが、今では「これはどこの国でも起きる事」である事を実感しているはずだ。故郷を失った人たちの喪失感は、何ものも埋める事はできない。映画の語り口は静かだが、そのメッセージは私たちに強烈に響くだろう。

故郷よのイメージ画像3

公開日・キャスト、その他基本情報

公開日 2013年2月9日
キャスト 監督・脚本ミハル・ボガニル
出演オルガ・キュリレンコ アンジェイ・ヒラ イリヤ・イオシフォフ ヴャチェスラフ・スランコ
配給 彩プロ
制作国 フランス=ウクライナ=ポーランド(2011)
上映時間 108分

(C)2011 Les Films du Poissons

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ユーザーレビュー

総合評価:5点★★★★★、5件の投稿があります。

P.N.「pinewood」さんからの投稿

評価
★★★★★
投稿日
2020-04-01

オルガ・キュリレンコが主演したSFのフランス=カナダ映画〈ザ・ミスト〉は放射能ならぬ大地震に依って都市を覆おう不可解なミスト・霧の襲来から逃れる息詰まる具合のサバイバルなドラマ。感染症が大都市に蔓延する現実と重なって来て不気味。モノクロ映画でよく登場する様なパリの屋根の上の煙突風景がカラフル。死の砂塵から逃れられるのか

最終更新日:2021-11-28 16:00:02

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