本木雅弘〈孤立無援の城主〉×菅田将暉〈幽閉された天才軍師〉『黒牢城』メイキング写真&現場レポート解禁

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累計発行部数 60 万部突破!第 166 回直木賞と第 12 回山田風太郎賞を W 受賞、「このミステリーがすごい!」第1位ほか史上初4大ミステリー大賞(「週刊文春ミステリーベスト 10」「ミステリが読みたい!」「2022 本格ミステリ・ベスト 10」)を制覇した米澤穂信の傑作ミステリーを映画化。『黒牢城』(こくろうじょう)が、2026 年 6 月 19 日(金)に全国公開。
この度、いよいよ来月に公開が迫る本作の撮影現場レポートとメイキング写真が解禁!
巨匠・黒沢清監督のもと、本木雅弘、菅田将暉ら豪華キャスト陣が圧倒的熱量で挑んだ撮影の裏側が明らかとなった!

■国宝・重要文化財での大規模ロケを敢行!黒沢組の「真剣」が交錯する撮影現場
舞台は戦国、有岡城。君主・織田信長に突如反旗を翻し、籠城作戦を決行した武将・荒木村重(本木雅弘)。織田軍に囲まれ、絶望的な状況下となった閉ざされた城内で発生する、逃げ場のない四つの“怪事件”。村重が謎を解くために頼ったのは、地下牢に幽閉した危険な天才軍師・黒田官兵衛(菅田将暉)だった。なぜ、事件は起きるのか。密室の城に潜む黒幕はだれか。そして、村重と官兵衛の胸の内に潜む、「真の目的」とは――。
500 年間解き明かされることのない“日本史最大級の謎”に挑む本作は、2025 年 10 月にクランクイン。数々の名作を生んだ時代劇の本場・京都太秦の松竹京都撮影所をはじめ、世界遺産の姫路城ほか、明石城、篠山城、伊賀上野城、彦根城、さらに、東福寺、萬福寺など、国宝や重要文化財に指定される多くの歴史的建造物を巡る、大規模ロケが約 1 か月半に渡り敢行された。
今回解禁されたメイキング写真では、集中して撮影に挑む本木と菅田の真剣な表情から、黒沢監督と熱心に段取りを確認するオダギリジョー、宮舘涼太らの姿、本木と黒沢監督が合間に談笑する様子など、作品に注ぐ熱い思いと、黒沢組ならではの結束力の強さが垣間見える、貴重な一瞬の数々が収められている。

■本木雅弘×吉高由里子、静寂を切り裂く緊迫のクランクイン
本木の初日となった 10 月 1 日。松竹京都撮影所では、村重と妻の千代保(吉高由里子)が、有岡城の一室で語らうシーンからスタート。穏やかな会話劇も束の間、信長へと寝返った父を持つ少年・自念(槙木悠人)の乱入により、静寂が破られる。台本にして4 ページに及ぶこの重要シーンでは、黒沢監督が本木と吉高に立ち位置や動線を細やかに指示。数回のリハーサルの後、2 台のカメラを用いて長回しで撮影されると、現場の空気は一変。物語の幕開けを象徴する、息詰まるような緊張感が一気に作り上げられた。
圧倒的な存在感で場の空気を支配する本木と、控えめながら芯の強さを滲ませる吉高。そんな二人の芝居を凝視し、自然な感情を引き出していく黒沢監督は、熟練味あふれる演出でテンポよく撮影を進めていく。原作のもつ普遍的なテーマや謎解きの面白さに惹かれ、「近年読んだ小説の中で最も面白く、自分の手で映画化したいと思いました」と、満を持して初の時代劇作品に挑んだ黒沢監督。一方で、撮影初日は内心に不安も抱えていたそうで、「どの現場でも初日はいつもそうです。事前に考えた演出プランが本当に成立しているのか、俳優が生身の人間として心身ともに演じることが可能なのか、それはできないと言われたりしないか、自分は俳優ではないのでいつも不安なのです」と、のちに意外な胸中を明かした。

■ “クセ者”揃いの家臣たちが集結。不可解な連続怪事件がついに開幕!
翌日以降、現場には村重を支える“クセ者”揃いの家臣たちが続々と集結。忠義を尽くす郡十右衛門役のオダギリジョー、乾助三郎役の宮舘涼太、荒木久左衛門役の青木崇高らが参加し、ついに幕を開けた【第一の事件:自念の密室殺人】の検証シーンでは、真剣な眼差しで入念な準備に臨む黒沢組スタッフと、時折笑顔で言葉を交わしつつも、役へと深く潜り込むキャスト陣の姿があり、現場全体に心地よい緊張感と充実感が終始漂っていた。

■本木雅弘×菅田将暉、地下牢での壮絶な演技合戦に黒沢監督も太鼓判!
「あの体験は奇跡だった」――本木も感嘆した、2 人の英傑が繰り広げる“極限の心理戦”
11 月に入り、いよいよ現場に黒田官兵衛役の菅田が合流。松竹京都撮影所ならではの「地面が土のまま」に残る第6スタジオに建てられた広大かつ凹凸の激しい地下牢のセットで、村重と官兵衛の対峙が描かれた。 「順撮り」で行われたこのシーンでは、本音と建前が入り混じる膨大なセリフの応酬が展開。黒沢監督がこだわり抜く、長回しによる撮影で緊張感が張り詰めるなか、傑作の誕生を予感させるほどの二人の論戦は、監督自身にとっても確かな手応えとなり、「本木さんと菅田さんの丁々発止のやり取り、楽しかったです。物語上の村重と官兵衛の関係と同じように、どちらかが圧倒したり、反撃したり。お二人の演技合戦は見ものだと思います」と自信を覗かせる。

本作は 11 月半ばにクランクアップ。撮影を終え、「黒沢監督が思い描いているものに近づくために、スタッフの皆さんが思いを込めて、技術を尽くして、映像に焼き付けようとしている。ある種の緊張感と意義深さをずっと感じていました」と述懐する本木は、「振り返ったら、あの体験は奇跡だったんじゃないかと思うような、京都の地、そして黒沢さんの元でしか生まれ得ない貴重な時間を過ごさせていただきました」と感慨深げにコメント。一方の菅田も、「知と血と地にまみれ、脳みそフル稼働の撮影でした。対峙した時の荒木村重役の本木さんの瞳が忘れられません」と、本木と挑んだ極限の心理戦への手応えを振り返りつつ、「ほとんど村重としか関わりがなかったので、僕が一番映画を楽しめると思います。完成を楽しみにしています」と笑顔を見せた。

最後に黒沢監督が、「初めてのことが多く、何が正しいのかを追求しながらの撮影は、日々大変でしたが新鮮でした。この年齢になりましたけれどもデビュー作のような緊張と興奮と目新しさがありました」と充実した表情で語り、濃厚な撮影の日々を締めくくった。

戦国×密室×究極の心理戦。本年度最高峰のミステリー超大作、映画『黒牢城』は 6 月 19 日(金)全国公開!

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(C)米澤穂信/KADOKAWA (C)2026映画「黒牢城」製作委員会
「有岡城の想定図」作成:美術担当・原田哲男 / ※ロケ地を全てまとめた場合の有岡城の想定図

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最終更新日
2026-05-08 17:00:00
提供
映画の時間編集部

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