乱 作品情報
らん
シェイクスピアの「リヤ王」と毛利元就の“三本の矢”をベースに、戦国時代の武将の親子・兄弟の愛憎を描く日仏合作映画
過酷な戦国時代を生き抜いてきた猛将一文字秀虎は七十歳を迎え、家督を三人の息子に譲る決心をした。「一本の矢は折れるが、三本束ねると折れぬ」と秀虎は、長男太郎は家督と一の城を、次郎は二の城を、三郎は三の城をそれぞれ守り協力し合うように命じ、自分は三つの城の客人となって余生を過ごしたいと告げた。隣国の領主藤巻と綾部もこれには驚いた。しかし、末男三郎は三本の矢を自分の膝に当てて無理矢理へし折り、父秀虎の甘さをいさめた。秀虎は激怒し、三郎と重臣の平山丹後の二人を追放した。藤巻はその三郎の気性が気に入り、藤巻家の婿として迎え入れることにした。
「乱」の解説
監督・脚本は「影武者」の黒澤明で、小国英雄と井手雅人が協力している。撮影も「影武者」の斎藤孝雄と上田正治がそれぞれ担当。(キネマ旬報 全映画作品データベースより抜粋)
公開日・キャスト、その他基本情報
キャスト |
監督:黒澤明
出演:仲代達矢 寺尾聰 根津甚八 隆大 油井昌由樹 加藤和夫 |
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制作国 | 日本(1985) |
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ユーザーレビュー
総合評価:5点★★★★★、4件の投稿があります。
P.N.「pinewood」さんからの投稿
- 評価
- ★★★★★
- 投稿日
- 2020-11-23
そしてNHKBS1での秘蔵資料の映像と証言から甦るのは黒澤明監督の映画製作でのコントロール振り何だ。お城の汚れ具合にも拘り兵士の動き声色ひとつ見逃さない徹底主義は確かに黒澤天皇の絶対性かも知れないと本篇メイキング風景は物語ってる