蛇にピアス 作品情報
へびにぴあす
芥川賞受賞の話題作が、世界のニナガワの手により映画化
渋谷を徘徊する19歳の少女ルイは、クラブで知り合ったアマの蛇みたいに割れた舌(=スプリットタン)に心を奪われる。後日、アマに連れて行かれた妖しげな店で、全身に刺青を施し、顔じゅうにピアスのある店長のシバに、舌ピアスをあけてもらう。少しずつ穴を拡張しスプリットタンにするつもりだ。その日以来、彫り師のシバに強い憧れを抱いたルイは、自分にも最高の絵を刻みたいと思うようになる。
「蛇にピアス」の解説
刺青、ボディピアス、SM。ダークなテーマでありながら女性読者に圧倒的な支持を受けた、金原ひとみのデビュー作にして芥川賞受賞作を、演劇界の鬼才・蜷川幸雄が映画化した。心の穴を埋めるために、ピアス、刺青で身体改造するヒロイン、ルイを全身全霊で演じたのは、映画初主演となる吉高由里子。『紀子の食卓』『転々』『きみの友だち』などでそのみずみずしい存在感をアピールしていた彼女が、本作ではピアスや刺青だけでなく、激しいSEX描写が要求されるハードな役を、弱冠19歳ながら見事に演じ切っている。蜷川作品と縁の深い藤原竜也、小栗旬が意外な役で登場しているところにも要注目だ。
公開日・キャスト、その他基本情報
公開日 | 2008年9月20日 |
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キャスト |
監督:蜷川幸雄
原作:金原ひとみ 出演:吉高由里子 ARATA 高良健吾 あびる優 市川亀治郎 井出らっきょ 小栗旬 唐沢寿明 ソニン 藤原竜也 |
配給 | ギャガ・コミュニケーションズ |
制作国 | 日本(2008) |
年齢制限 | R-15 |
上映時間 | 123分 |
(C)2008「蛇にピアス」フィルムパートナーズ
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ユーザーレビュー
総合評価:4.44点★★★★☆、17件の投稿があります。
P.N.「pinewood」さんからの投稿
- 評価
- ★★★★★
- 投稿日
- 2021-01-19
ヒロインの喪失感と切ない迄の愛情表現にもattractiveが有った蜷川幸雄監督作品何だね。冒頭の360度回転のカメラワークからスッと引き込まれて仕舞う。吉高由里子・高良健吾のcombinationもまた佳いんだなあ